2011年2月1日火曜日

Superfreakonomics

キンドルで"Superfreakonomics"を読んだ。

最初の一冊なもので確実に面白いものにしたら、期待通りの結果。第一章の売春婦ネタはあからさまなウケ狙いなわけですが、なんだかんだで「なるほどな」と思わされます。「売春の値段が下がったのはなぜか?」「婚前交渉が一般的になったからだ」みたいなね。このほか、「不特定多数のなかからテロリストを見つけ出すには?」「生命保険に入っていない奴を疑え。自爆テロを覚悟しているテロリストたちは、自殺では生命保険がおりないことが分かっているから、生命保険に入って保険料をムダにするようなことはしない」とか。まぁ、この手の「へぇ」的なエピソードが統計的な裏付けをもって示されているという趣向です。男女間の賃金格差の話は、シラキュースでやった家族政策(Child and Family Policy)の授業で読んだような論文も出てきました。Gary Beckerは最初のFreakonomistなんだって。

あと、キンドルの方ですが、サクサク読めて便利なことこのうえないです。右手で持ってもサクサク、左手でもってもサクサク。電車の乗り換えなんかで読書を中断したいときは、スッとコートのポケットに入れておけばいい。次にキンドルを立ち上げたときは、きちんとさっきのページが開かれている。立ち上げにかかる時間は1秒ぐらいのものなので、ストレスなし。難点としては電池の減り具合に気づきにくいことぐらいか。なかなか電池が減らないから、充電せずに放っておいたら、月曜の朝に電池切れになっていることがあった。でも許せる。全然許せる。

良い買い物をしたな。