2010年12月28日火曜日

ホームゲーム

先週の話ですが、シラキュースで知り合った韓国人のDさんに会いました。

当然、私じゃなくてbayaさんのプロデュースです。私とbayaさんとDさんとDさんの婚約者さん(日本人)と、交換留学生としてシラキュースにいたことがあるというEさんの5人。日本語、英語、韓国語が入り乱れる楽しい会でした。留学前には考えられないような会合ですな。

日本にいると、英語を話すことに対する抵抗が落ちるのかもしれません。やっぱりホームゲームは力を発揮しやすい。留学中はアウェー感ありまくりですから。

Dさんは3月に結婚されるそうです。何年越しなんですかね。仲むつまじい感じで何より。Dさんの婚約者さんもきさくで良い方でした。関西人はみんないい人。

2010年12月11日土曜日

Too Big To Fail

"Too Big To Fail"を読んだ。

リーマンショック前夜からTARPによる公的資金投入までの出来事を克明に記した本です。リーマンが破綻した夜、CEOのディック・ファルドと奥さんがベッドルームで交わした会話なんていうのまでカギカッコ付きで出てくるぐらいですから、「ホントかよ」と疑ってしまわなくもないですが、なんとかという立派な賞を受賞したベストセラーらしいです。著者はニューヨークタイムズの記者。

長い。500ページ超。アマゾンで買ったものだから、本の分厚さに気付かなかった。しかも、要は「わー、お金が借りられなくなた、どーしよー」と言いながら、みんなして金策に走り回るというパターンの繰り返しですから、途中でダレます。ただ、JPモルガンやゴールドマンサックス、モルガンスタンレー、メリルリンチといった投資銀行の人たちの「あいつとは仕事したことあるよ」的な業界っぽい人間関係とか、バンクオブアメリカなどの商業銀行を一段下に観ているいやーな自尊心なんかが感じられて面白かったです。彼らにとって、英国のバークレーズなんかはwannabe(おっかけ)らしい。

そんな彼らが会社が傾いた中小企業のおじさんよろしく金策にバタバタするわけです。アメリカ国民が「ざまぁみやがれ」を思う気持ちも分かる。

で、最終的にはモルガンスタンレーまで危機に陥る。そこえ颯爽と救済の手を差し伸べるのが、我らが三菱UFJフィナンシャル・グループですよ。かっこいよね、三菱UFJ。モルガンスタンレーは本当に三菱UFJからの出資をありがたく思ってたらしく、出資が決まってからもモルガンの株価が下落を続けていたときは「やっぱり出資がとりやめになるんじゃないか」とドキドキしていたらしい。しかも、電子的にお金を振り込めない期間(休日が重なるとかそんな理由だった気が。。)にお金を引き渡さなければならなかったらしく、三菱UFJが小切手をきって、それをモルガン側に手渡しした。その小切手の額が90億ドル。三菱UFJのTakaaki NakajimaさんがモルガンのRob Kindlerさんに渡したんだって。その小切手の写真が本に載ってます。

あと、これだけ大活躍する三菱UFJにも関わらず、彼らのカギカッコはほぼゼロです。「謎の出資者」「天からの贈り物」みたいな雰囲気。なんだか悲しくもありますが、wannabeって言われるよりはマシかも。

2010年12月7日火曜日

トリプルパンチ

消費者物価指数という統計がある。

マクロ経済活動の状況を考えるうえで重要なものだ。日本の経済が元気なのかそうでもないのかをチェックするには欠かせないデータと言っていい。そのデータのエクセルファイルはこのページからダウンロードできるのだが、それはそれは細かくて真面目な統計データである。

ただ、さっきのページの一番上のファイルをダウンロードしてみると、そこにトリプルパンチが隠されていることが分かる。パンの価格水準を調査するためにピックアップされている商品が、「あんパン」と「食パン」と「カレーパン」なのだ。もともとは、あんパンと食パンだけだったのに、2005年1月からカレーパンが加わって、見事にトリプルパンチが成立。わざとなんだろうか。よーく探せば、品目のなかにばいきんまんとかドキンちゃんとか入ってるんじゃないのか。

ただ、外食のところの丼ものを調べてみたら、「天丼」「親子丼」「牛丼」というラインナップだった。

統計の信憑性を考えるうえで、「天丼」「カツ丼」「かまめしどん」でなくてよかったと思う。

2010年11月26日金曜日

こんなもん。

外国人の話を聞いた。

通訳付きです。向こうが話すことは大体分かるので英語を聞きながらメモをとって、通訳の日本語を聞きながらもう一度メモを取れるので楽だ。でも、相手が意図的に話をぼやかそうとしているケースでは意味を取り違えるリスクが大きい。あと、英語で質問する気にはならない。通訳必要。

あと、休みの日にドイツ人と日本人の夫婦の家にお呼ばれした。うちの嫁さんは英語ができるし、向こうの奥さんも英語ができるということで、必然的に英語で会話が進む。このぐらいの会話だったら大丈夫。ちゃんと笑える。ただ、英語で会話が進みだすと、一緒にいた長男(小1)がヒマをもてあましだして、結局は私が相手をするハメになる。なんか残念である。

とまぁ、こんな状態ですが、特段英語力が落ちている気はしない。留学中から「分かったり、分からなかったり」でしたので。

2010年11月17日水曜日

初恋

みんなセカンドラブを忘れているんじゃないだろうか。

初恋というタイトルの曲はたくさんある。村下孝蔵のやつが有名だけど、その他にも、松山千春、松浦亜弥、Chara、aiko、猿岩石、浜田省吾、渡辺美里、矢井田瞳、諫山美生なんかにも「初恋」がある。First Loveだって、宇多田ヒカルのほかにも、藤井フミヤとか鈴木雅之とか、AKB48の小野恵令奈なんかにもある。しかし、セカンド・ラブは中森明菜だけといっていい。

やはり「一番じゃないとダメだ」という話なんだろうか。2番目の恋いだとバリューが落ちるのか。いや、そうでもないだろう。セカンド・ラブの歌詞をあらためて読んでみると、なんだか2度目なんだけど、グズグズな感じがいいじゃないか。大体、世の中に1番である人がどれほどいるのだろうか。1番になった人は「1番にならなきゃだめに決まっているんだろうが」って話になると思うけれど、世の中のほとんどの人は2番以下であることに折り合いをつけて生きているに決まっているじゃないか。

蓮舫大臣が次の機会には、「セカンド・ラブだっていい曲ですよ」と喝破してくれることに期待したい。

2010年11月16日火曜日

結婚

大北栄人と高瀬克子が結婚していた。

衝撃だ。高瀬さんが結婚して産休に入っていることは知っていたし、大北さんがいつの間にか結婚していることも知っていた。でも、まさか、その2人が結婚していたなんて。私がこの記事のラストに掲載された高瀬さんの顔をみて、どれだけ驚いたか。「あなたが、妻だったのですね」ってなもんだ。まるで推理小説じゃないか。大北さんはツイッターでこのことを報告していたらしい。

まぁ、久しぶりの更新がデイリーポータルZネタで申し訳ないのだけれど、他にこの驚きを伝える術がないもんだから、ここに投下しておきます。あと、最近、電車のなかで大坪ケムタさんらしき人を見た。シートに座って寝ていたのでしげしげと観察できたのだけれど、あれは間違いなく大坪さんだと思う。以前、通勤途中の駅で古賀及子さんらしき人を見たのに次いで2人目である。

この調子でデイリーのライターをコンプリートできれば、何かいいことがあるかもしれない。いつか来るかも知れないその日を楽しみにしておきたいと思う。

2010年11月4日木曜日

サンマバーベキュー

魚もいっぱい食べればいいんじゃないか。

食事のメニューを考えるとき、「肉か魚か」で考える。食べ応えがあるけれど値段が高くなりがちな肉と、値段は安いんだけどボリューム感がない魚のどちらを選ぶかという問題だ。実際、先日食べたサンマは脂がのって大変に美味しかった。値段も1匹100円だったらしい。でも、やはり「食べた」という満足感には欠ける。で、今調べてみたら、サンマの可食部分は84グラムらしい。そりゃだめだ。ハンバーグだったら200グラムは食べるわけで、サンマ1匹84グラムではお腹がふくれなくても仕方ない。

だから、サンマも1度に3匹ぐらい食べたらいいんじゃないか。そうすると、「ボリューム感がある魚」という新しい食事のジャンルが増える。4人家族だったら1度にサンマを12匹焼くことになるので家庭料理としては難易度が高まるけれど、それなら屋外バーベキューでやればいい。これなら立派なアウトドアイベントだ。日本人だったら牛肉ではなく、山ほどのサンマを焼くのが男の料理だと思う。

ただ、私はサンマの小骨にストレスを感じるタイプの人間なので、サンマバーベキューを実現するまでに、小骨をバリバリと食べ尽くす男らしさを身につけたいと思う。

2010年11月2日火曜日

看守

刑務所に入るときは肛門まで検査される。

なんかドラマとかマンガとかで出てくる。刑務所に入る前に裸にさせられ、四つんばいになって検査を受ける。受刑者たちは屈辱感にうちふるえ、「看守たちはこうした検査をすることで受刑者に対する圧倒的な権力を見せつけている」なんて考えたりするのだ。なるほど、刑務所とは恐ろしいところだと思う。

ただ、看守の身になって考えると、これはなんとも面白い話ではない。何が悲しくて、次から次へとやってくる受刑者のケツの穴を検査せにゃならんのか。どうせ綺麗なケツの穴じゃないに決まっている。しかも、そんな辛い検査をやりながら、受刑者からは「この看守は狂ったサディストだ」みたいに決めつけられるのだ。なんという空しさ。馬鹿馬鹿しさ。誰が好きこのんで犯罪者のケツの穴なんて調べるものか。

もしも私が刑務所に入ることがあったら、ウォシュレットを使ってから臨みたいと思う。

2010年10月20日水曜日

少年たちを救え

女性専用車両には男でも小学校6年生までなら乗れる。

JR東日本の話だ。大丈夫だろうか。っていうか、そういうことへの関心を持ちつつも、なんだかんだで分別がない年頃だ。一番危ないんじゃないか。私が小学6年生で、かつ「あ、俺、乗れるじゃん」って気づいたら、もうそれだけで眠れないと思う。なんとか理由をつけて、朝の電車に乗ろうと画策するんじゃないか。

いや、私は小柄だから、もしかしたら中学生になっても大丈夫かもしれない。私服でいれば、小学6年生も中1も変わらないだろう。この場合は、嘘をついている分、一線を越えている。それだけに、そのための作戦を考えている間、頭はパンパンだ。もう、頭がパンパンになりすぎて気分が悪くなるんじゃないか。中学生というそんなことしか考えられない時期に、女性専用車両なんていう言葉は過激すぎやしないか。

悩み多き少年たちを救うためにも、女性専用車両は廃止すべきだと思う。

2010年10月19日火曜日

ポケットティッシュ

突然、電車の座席に座っている男性が口と鼻から白い液体を噴き出した。

実話である。どうもゲロみたいだ。数分前、隣に座っていた外国人男性がその男性の方をじろじろ見ていた。反対側のシートに座っていた私は、この外国人がもう少し先に座っている若い女性を眺めているのかと思っていたのだが、実際は隣に座っている男性の異変に気づいていたのだ。男性はおそらく、ゲロを口の中にため込んだまま我慢していたのだろう。それが何かのきっかけで、グフっと噴出してしまったわけだ。

しかしすごいのはここからだ。問題の男性は全く動揺することなく、身じろぎひとつせずに座席に座り続け、近くにいたひとりの乗客からポケットティッシュを手渡されて、ようやく黙って自分の服についたゲロのしぶきをぬぐい出した。そのうち我もわれもとポケットティッシュを手渡す乗客が現れ、みんなでゲロのしぶきを拭き始める。なんかお地蔵さんか何かの体を洗い清める参拝客か何かみたいだ。この間、ほぼすべての人が無言。唯一の例外は私の近くに座っていた外国人が”Too much party?"と言っただけだ。

私も来たる日に備えて、街頭で配られているポケットティッシュは積極的に受け取っていこうと思う。

2010年10月18日月曜日

学者

学者っていうのはおたくのことだと思う。

鉄道おたくというのは鉄道について調べることが大好きな人のことだ。経済学者というのは経済について調べるのが大好きな人のことで、天文学者というのは宇宙について調べるのが大好きな人。全く同じだ。だから、経済学者のことを経済おたくと言い換えてもいい。テレビに出ているような学者の顔を思い浮かべてみると、納得してもらえると思う。偉そうなことを言っているけれど、ああいうのはれは鉄道おたくが鉄道について熱く語っているのと似ている。

だから、おたくの人たちも学者と言ってしまっても問題ないと思う。鉄道おたくでなくて鉄道学者。アニメおたくじゃなくてアニメ学者だ。だいたい、学者なんていう肩書きは自称するものだろう。実際、動物に詳しい子供のことを動物博士なんて呼んだりもする。博士は学者なんだから、動物学者と言っていうのと同じだ。AKB48とか、EXILEのメンバーの名前や経歴をすらすらと言えるようなら、それはAKB48学者、EXILE学者と呼んでも差し支えない。

ただ、例えそこまで解釈を広げても、私には学者といえるような分野がひとつもない。なんだか残念な気がする。

2010年10月15日金曜日

デフレ

なか卯もいい。

これまで吉野家のことはよく書いた。大好きだ。吉野家。でも、最近、職場近くになか卯があることに気づいて、昼ご飯のなか卯率がすごいことになっている。月曜日に親子丼、火曜日にカレーうどん、水曜日をとばして、木曜日にカツ丼、金曜日に鶏塩うどん、といった具合だ。高くても550円。安い。

そして引き続き、夜には吉野家にも行ったりする。お昼はなか卯でカレーうどん、夜は吉野家で並とタマゴとサラダ。こちらは500円。あー安い。早い。美味い。夜遅くまでやっている。何も考えなくていいから楽。そのうえ、この週末に家族そろってすき家にも行った。長男(小1)はキムチ牛丼が美味しいと喜んでいた。

こうやって日本のデフレは進行していくのだと思う。

2010年10月13日水曜日

はじめの一歩

ジョギングは自由への第一歩だ。

ある週末の夕方、長男(小1)がひとりで図鑑をながめていた。ちょうどそのとき、次男(1歳)は昼寝中。夢にまで見た自由な週末だ。しかし、ここで気づいたのは「自由になったところでやることがない」という事実だ。普通なら、のんびりとテレビでも見ればいいのだろうけど、このところ長男に「テレビは時間を決めて見たい番組だけを見るべし」と教えている手前、私がだらだらとテレビを見るわけにもいかない。そうだ。ここ数年、子供の相手とか英語の勉強に時間を割いてきたけれど、そういえば私は無趣味だったのだ。

これをきっかけに、押尾コータローになるべくギターの練習でも始めればいいのかもしれないが、そんなことしたらせっかく図鑑を読んでいる長男の邪魔をしてしまうし、昼寝中の次男を起こしてしまう危険性もある。これではせっかくの自由の基盤が成り立たない。そうか、人はこういう時にジョギングを始めるのか。ちょっとした時間があればすぐに始められるし、お金もかからない。そして何より1人になれる。自由だ。人はジョギングで自由な風になるのだ。

ただ、その時はジョギングという発想が浮かばず、なんとなくパソコンをいじってしまった。いつになるか分からないけど、次回に備えて心の準備をしておこうと思う。

2010年10月9日土曜日

アームストロング

"It's Not About The Bike"を読んだ。

アメリカのプロ自転車レーサー、ランス・アームストロングの自伝。21歳にして世界選手権に優勝した後、精巣ガンが見つかり、それが脳と肺にも移転するという最悪の状態に見舞われます。しかし、ガンの摘出手術と化学療法による治療を経て、カムバック。その後、1999年から2005年までツールドフランスを7連覇したという人。本では母子家庭に育った生い立ちから、2000年のツールドフランス優勝までについて書かれています。あと、結婚と子供が生まれたことも。

私は闘病ものはしめっぽくて嫌いです。っていうか、読んだことない。でも、これはガンに打ち勝ったうえにツールドフランスに優勝しちゃうっていう話ですから、まぁなんというかすごいパワフルです。ガンが見つかったときのショックとか、それまでのスポンサーが離れていくときの不安とか、化学療法の過酷さとか、ガンの治療が終わった後、復帰を決意するまでの間の葛藤なんかもあるんですが、なんだかんだで全部蹴散らしてしまう。すごいなぁと。「病気のおかげで強くなれた」というのはよく聞く言いまわしですが、なんとなく「ほんまかいな」という気にさせられるのも確か。でも、この本の場合は「病気のおかげでツールドフランス7連覇できるぐらい強くなれた」って話ですから、すごい説得力です。

文章はそんなに難しくなくて、病気や自転車に関する専門用語も分かりやすく説明してくれています。看護婦さんのセリフとか、復帰後に自分の力が戻っていることを確信するシーンとか、泣かせどころもあって楽しみながら読める本。

闘病中のランスを献身的に支えたLaTriceというインディアナ大学病院の看護婦さんが化学療法の最後の段階でランスにかけた超かっこいいセリフ。あんまりかっこいいので引用すると、

"Lance," she said, softly, "I hope someday to be just a figment of your imagination. I'm not here to be in your life for the rest of your life. After you leave here, I hope I never see you ever again. When you're cured, hey, let me see you in the papers, on TV, but not back here. I hope to help you at the time you need me, and then I hope I'll be gone. You'll say, 'Who was that nurse back in Indiana? Did I dream her?'"

It is one of the single loveliest things anyone has ever said to me. And I will always remember every blessed word.


ランスは彼女に会ったことで地上に天使がいることを確信したそうです。くーっ。

2010年10月7日木曜日

ひみつシリーズ

マンガで勉強するのが一番だ。

子供のころから学研の学習マンガ「ひみつシリーズ」ばかり読んでいた。私が今知っていることの8割方はここに由来すると言っていいと思う。名作「できる・できないのひみつ」に始まり、「世界の国々びっくり旅行」「自然のひみつ」「電気のひみつ」「発明・発見・なまえのひみつ」「病気のひみつ」とか。ウィキペディアでタイトルを見るだけでワクワクする。あと、シリーズ外だけど「星・星座なぜなぜ110番」。腹かかえて笑った。

で、最近、長男(小1)に買ってやった新・ひみつシリーズの「動物のひみつ」を読んでみた。やはり面白い。面白いどころか、知らないことまで載っている。以前から「ネコの仲間にはライオンとかトラみたいな強いのがいるのに、どうしてイヌの仲間はオオカミどまりなのだ」と思っていたのだが、実はクマがイヌの流れをくんだ動物らしい。なるほど、クマだったらトラにも負けないぐらい強そうだ。疑問が解けるというのは嬉しい。

いつの日か、「英会話のひみつ」が出版されればいいと思う。

2010年10月4日月曜日

リトルオーサカ

リトルオーサカってできないだろうか。

東京でボケまくるタイプの関西人に会うと新鮮だ。関西で暮らしていたころは、周りに1人や2人はそういったタイプの人がいるのが当たり前。私もそういった人へのつっこみ役として存在感を発揮できたのだけれど、東京で仕事をしているとなかなかそういうタイプの人には出会わないので、なんとなくフラストレーションがたまっているような気がする。あぁ、ボケまくるタイプの人とビールでも飲んで、思う存分つっこみたい。

というこで、誰かリトルオーサカを作ってくれないだろうか。東京のどこかの飲屋街に、関西人以外お断りの店を集めるのだ。こういう店の店員さんはボケまくる人とかツッコミまくる人ばかりなので、東京では少しはばかられる強めの会話もOK。「アホか」「その顔でよぅ言うわ」「貧乏人が何を言うとんねん」なんていうつっこみも問題なしだ。あと、「まぁ、俺は京都のええとこの子やからな」なんてボケれば、きちんと「え? エテコの子?」とつっこんでくれる。リトルオーサカのキャバクラでこんな風につっこまれてみたい。

価格が飲み放題で1時間6000万円ぐらいなら、結構流行るんじゃないかと思う。

2010年9月30日木曜日

叶姉妹

叶姉妹ってすごくないか。

もうかれこれ10年ぐらいはテレビでみかける。最初から「イロモノ」「一発屋」の雰囲気がプンプンしていただけに、意外感が強い。何をやっている人たちなのか未だによく分からないけれど、とにかく視聴者は叶姉妹を欲しているのだ。なかなかすごいことだと思う。

しかも、このままいけば、将来的にも芸能界で生き残っていけそうな気がする。何せ、誰も競合相手がいないのだ。あと今後、年を重ねていくにつれて、叶姉妹の武器である「いかがわしさ」は増していくような気がする。行き着く先は美輪明宏だ。姉妹そろって他人の前世について、ごちゃごちゃと言い出す日も近いのではないか。

お二人には是非とも長生きしてもらいたいと思う。

2010年9月29日水曜日

ディズニーチャンネル

ディズニーチャンネルがいいのではないか。

帰国してから英語の勉強を続けるためにケーブルテレビに加入している。当初はCNNとかを見ようと思っていたのだが、結局は「知っているニュースは分かるけれど、知らないニュースは分からない」といった事態になりがちだ。そこで「ディズニーチャンネル」でやっているアニメやドラマを見るのがいいんじゃないか。番組は子供向けなので難しい専門的な知識は必要ないし、分かるところは分かる。そのうえストーリーも複雑じゃないから、分からないところは想像力で補える。所詮は子供向けなのだ。さらに子供向け番組は見ているだけで楽しい。なので飽きにくい。

ということで最近、週末に長男(小1)と一緒に英語でドラマをみたりしている。長男が理解できなかった部分を説明してやったりすると、父親としての威厳を保つことができるというメリットもあるから、自分の英語の勉強と合わせて一石二鳥だ。しかも長男は慈悲深い性格なので、私が笑いどころで沈黙していると、「きっと父ちゃんは分かっていないんだろうな」と察して話しかけてこない。これが嫁(英語ができる)と一緒だと、頼みもしないのに説明されてしまって劣等感にさいなまれること確実だ。

大学院レベルの英語に接するのもいいけれど、小学生レベルの英語から始めることも大切な気がする。

2010年9月27日月曜日

親心

子供にゲーム機を買い与える親の気持ちが分かった。

子供がひとりでゲームで遊んでくれると楽なのだ。うちの長男(小1)は週末ともなるとヒマをもてあまし、「なんか楽しいことを考えろ」とやかましい。なんとか午前中にイベントを作ってやっても、「午後からは何をするのだ」とくる。そんなわけで、子供にDSでも買ってやればひとりで時間を潰してくれるから、楽だろうなと妄想する。

「子供を本好きにしたい」と思う気持ちも根っこでは同じだと思う。子供が本を読んでくれると親は楽なのだ。いや、「本は想像力をかきたてるから、ゲームなんかよりもずっと素晴らしい」とかいう人もいるかもしれないけれど、そんなこと言い出したらゲームだって十分に想像力をかきたててくれる。「ゲームは目が悪くなるから」なんていうかもしれないが、本だって読みすぎれば目が悪くなる。それだったら子供に本を買い与えるつもりでゲームを買い与えてもいいんじゃないか。ちょっビックカメラを覗いてみたら、任天堂のWiiは2万円ぐらいで売っていた。安いじゃん。2万円で休日の自由が買えるのなら安いじゃないか。

今のゲーム業界を支えているのは、楽をしたいという親心なんだと思う。

2010年9月21日火曜日

恐ろしい話

カネに汚い。

母親が入院中の家族の面倒をみるために家を空けている間、おばあちゃんが孫の面倒をみていた。そんなある日、孫が突然、「おばあちゃん、僕、今日は幼稚園に行かない」と言い出した。なんでも、幼稚園に持って行くはずの道具が見つからないからだという。おばあちゃんはなんとか孫を説得して幼稚園に行かせようとするのだが、孫はさも当たり前のことのように「行かない」と繰り返すばかり。困り果てたおばあちゃんは「ねぇ、1000円あげるから幼稚園行って」ともちかける。孫はすぐに答えた。「うん、僕、幼稚園行くよ」。

恐ろしい話である。何が恐ろしいって、この孫というのが30数年前の私のことらしいのだ。同じような事情で我が家に来てくれている自分の母親から聞いたんだから間違いない。そう言えば、我が家には昔の家族の会話を録音したテープというのがあって、その中に「僕、おばあちゃん、好き。おこづかいくれるから」と言っている私の声が入っていたのを覚えている。「おはよう!こどもショーが好き」とか言っていたから、放送時期から考えて最高でも7歳。なんともいやはや。一言でいうと、「下品」だ。

今のところ長男(小1)からは、ここまで下品な発言は聞かれない。良い子に育ってくれていると思う。

2010年9月17日金曜日

拡散の法則

美人は拡散していくのだろうか。

職場の最寄り駅周辺はちょっとした飲み屋街だ。だから夜中に歩いていると、「マッサージいかがですか」と声をかけられる。おそらくは中国とか東南アジアの女性だと思うが、まぁなかなかの妙齢であることもあって無視してやり過ごしている。でも今後もこのままの状態が続くとは限らないのではないか。伝え聞くところによると、最近のアダルトビデオにはものすごく若くて可愛い女の子が出ているという。この「美人拡散の法則」に従うならば、10年後、20年後になって、職場近くの路上でものすごく若くて可愛い女の子から「マッサージいかがですか」と声をかけられないとも限らない。

いや、もしかしたら美人の拡散はもう路上にも到達しているのかもしれない。私の職場近くの飲み屋街はおじさんのたまり場だけど、もうちょっと若者が集まる街に行けばすでに美人拡散の最先端が到達している可能性もある。あと、なんかインターネット上ではいろいろとけしからん話もあるというではないか。そういうけしからん話が私の職場近くの飲み屋街にまで到達する可能性だってあるんじゃないだろうか。

世の中には危険がいっぱいだ。気を強くもって生きていこうと思う。

2010年9月15日水曜日

ここは日本

仕事で外国の団体が主催するシンポジウムに出かけた。

外国の団体のイベントだから聴衆も外国人が多いかと思っていたら、日本人の方が多かった。最初に日本人の偉い人がスピーチしたのだけれど、あいさつだけ英語であとは日本語だった。パネルディスカッションの司会は外国人だったけど、パネリストは日本人。司会は英語で質問して、パネリストは日本語で答えていた。聴衆の外国人が同時通訳のイヤホンをつけていた。

日本に住んでいて良かったと思う。

2010年9月14日火曜日

栄養のバランス

吉野家でいいんじゃないだろうか。

健康のためには栄養のバランスがとれた食事が重要だ。炭水化物とタンパク質とビタミンとなんやかやを食べることが大切なのだそうだ。だったら、吉野家に行って、牛丼並とタマゴとサラダを頼めば問題ないんじゃないか。吉野家といえば早い安い美味い遅くまでやっているの4拍子がそろっている。そのうえ注文の仕方によっては栄養のバランスまで加わってしまうのだ。最高じゃないか。

毎日吉野家を食べたら飽きるだろうか。いや、意外に飽きないんじゃないか。マクドナルドだったら3日が限界かもしれないけれど、吉野家ならいける気がする。どうしても吉野家に飽きてしまうんだったら、「すき家も吉野家に含める」というルールにしたらいい。すき家はメニューの種類が豊富だし、早くて安くて美味いことには変わりがないわけだから、毎日吉野家を食べているということにしてもいいはずだ。

実は特にそんなことにチャレンジする必要性を感じていないのだけれど、何かきっかけがあったらやってみたいと思う。

2010年9月13日月曜日

天使たち

顔で選んでるんじゃないだろうか。

訳あって次男(11カ月)が入院している。で、そのお見舞いというか付き添いをしている嫁さんのサポートのために病院に行ったりしているのだが、そこで見かける看護婦さんがそろって可愛いのだ。みんな若くて、赤ちゃん相手にニコニコしていることが多いというのもあるのだろうけど、それにしたって粒ぞろいだ。なんだったら私が入院したい。

これはもしかして顔採用なんじゃないだろうか。もちろん看護師の資格はもっているのだろうけど、病院の経営者が「美人が多い方が病院が華やぐ」と考えたっておかしくはない。それに、看護婦さんは若手医師の結婚相手になるかもしれない。粒ぞろいの美人看護婦をそろえることで、優秀な若手医師を集めることだって可能になるのかもしれない。

次男が退院するまでには、なんとか記念写真の1枚でも撮ってみたいと思う。

2010年9月7日火曜日

ミニスカート開放

ミニスカートって涼しいんじゃないか。

今までミニスカートを見ると、脚をみせつけようとしているのかとか、大した美脚でもないくせにミニスカートをはいているんじゃないとか、思っていた。「ミニスカート=脚をみせるためのもの」という固定観念に捕らわれていたのだ。でもあれは実際は、暑いからはいているという可能性もある。「ミニスカート=涼むための服」という発想だ。

確かにミニスカートというのはかなり涼しい衣服だと思う。ヒラヒラしたようなタイプのやつだと、事実上、パンツ一丁で歩いているのと同じような感覚なのではないか。そりゃぁ、快適だろう。男でも、夏場にサンダルをはきだすと、馬鹿馬鹿しくってスニーカーなんて履いていられなくなる。女性もきっとそうなのだ。脚に自信があるとか、脚を見せつけたいとかいう動機とは関係なく、純粋に「暑いから」という理由でミニスカートを選んでいるのだ。

そう思うと俄然、女性がうらやましくなってくる。男性にもミニスカートを開放すべきだと思う。

2010年9月6日月曜日

河野さん

河野さんは河野さんのことをどう思っているのだろうか。

普通、河野さんは「こうの」さんと呼ばれると思う。「かわの」さんと呼ばれるのは川野さんだ。だから、河野さんは「俺の名前は『こうの』に決まっている。『かわの』のはずがない」と思っているような気がする。ただ実際には、世の中には「河野」と書いて「かわの」と呼ばせる人もいるのだ。そんな河野(かわの)さんたちは、「すみません、紛らわしいんですけど、『かわの』なんです」と肩身の狭い思いをしているのではないか。

ただ、私は、河野(かわの)さんは恐縮する必要はないと思うのだ。変則的な呼び方をしているのはむしろ河野(こうの)さんの方だろう。そのことに気づいている一部の河野(かわの)さんは、河野(こうの)さんのことを苦々しく思っているはずだ。「ちょっと有名な政治家がいるからって、本流ヅラしてるんじゃねーよ」とか考えたりはしていないだろうか。

河野さんと河野さんの確執についてはもっと語られてもいい。全国の河野(かわの)さんよ、胸を張れと訴えたい。

2010年9月3日金曜日

お年寄り

お年寄り相手に商売をすればいいんじゃないか。

日本は少子高齢化だから市場が縮小していくらしい。あと、お金を持っているのは高齢者ばかりで、あまりお金を使いたがらないものだから、あまり景気が良くないらしい。でもそれだったら、お年寄り相手に商売をすればいいのだ。高齢者人口はこれから増加する一方で、しかもお金をたくさん持っているのだから、ものすごく景気がいい話じゃないか。

お話聞き屋さんなんてどうだろう。一人暮らしのお年寄りのところを訪ねていって、お話を聞いてあげるのだ。「ピンポーン。お話聞き屋ですけど、聞いてもらいたい話はないですか?」なんて飛び込み営業してもいい。1時間1500円ぐらい。そのうちお得意さんもついてくるだろう。1日に5軒回って、7500円の稼ぎ。月に20日働いて15万円。うーん。もうちょっと欲しいな。

じゃぁ、お買い物サービスもつけちゃおう。訪問したときに買ってきて欲しいものを聞いておいて、次回の訪問時に持ってきてあげる。これで手数料500円とか貰っちゃう。一人暮らしのお年寄りはお金持ちだから、500円ぐらい払ってくれるんじゃないか。これで1訪問あたり2000円だから、1日5軒の月20日で20万円。だめか。やっぱりもうちょっと欲しいな。

じゃぁ、あれだな。オプションでマッサージのサービスもつけちゃおう。お年寄りは腰が痛かったりするだろうから、そうした疲れをもみほぐしてあげるのだ。マッサージは10分1000円が相場だとどこかで読んだことがある。一気に1訪問あたり6000円アップだ。でも、すべてのお客さんがマッサージをしてもらっているわけじゃない。マッサージを注文する客は1日に1軒ぐらいかもしれない。そしたら、1日1万5000円の月20日で30万円。むー、もうちょっと欲しいなぁ。

仕方ない。チラシも配っちゃおう。同じように高齢者向けのビジネスを考えている会社の広告を配って、その会社から手数料を取るのだ。向こうだって顧客基盤を拡大できるのだから、WIN-WINだ。ほれ、住宅のリフォームとか白アリ駆除とか、そういうのだったら単価も大きいから沢山稼げるんじゃないか。こっちは話し相手になってるんだから、お年寄りがどのぐらいお金を持っているかは見当がつく。どうせ使い道のないお金なんだから、気前よく使えるようにアドバイスしてあげたっていいじゃないか。うん、それがいい。そうしよう。

なんか犯罪のにおいがしてきたので、このあたりで妄想は止めておこうと思う。

2010年9月2日木曜日

卒業証書

卒業証書が届いています。

先週末ぐらいだったでしょうか、学校から卒業証書が届いていました。


Kumosuke has honorably completed the studies and duties prescribed by the Faculty; therefore, the Trustees of the University by the authority vested in them have conferred the degree of

MASTER OF PUBLIC ADMINISTRATION

upon the candidate together with all the rights, privileges, honors, and marks of distinction which everywhere pertain thereto.

なんだそうです。

いやまぁ、よかったよかった。おめでたい。


1年間、勉強したことを忘れないように額に入れて飾っておきたいものです。意義深い1年間だったのですが、忘れてしまっては意味がないので。

2010年9月1日水曜日

17年遅い


"What I Wish I Knew When I Was 20"を読んだ。

本屋にたまたま置いてあったので。英語は簡単でまぁ普通にスラスラ読めた。タイトルが示すようにティーンネージャー向けに書かれたものかもしれない。

著者はスタンフォードの先生です。そこでの講義の内容やら自分自身の経験を紹介しながら、「何事にもチャレンジしろ」とか「運をつかみとるには日頃の努力が重要だ」とか「交渉ごとのときは相手のことも考えろ」とかいった、成功のためのコツを書き連ねていくというものです。「分かっちゃいるけど、実行できない」っていう話ばかりですね。

ところで、どのぐらいの人が「成功したい」とか「成長したい」って思っているんでしょうね。私の場合は、「楽して大過なく過ごしたい」って感じですけど。「アップル創業者のスティーブ・ジョブズを手本にせよ」みたいなことを言われても、「いやいや、そんな大それたことは考えていません」と答えるしかない。英語の勉強という理由がなければ、こんな本は手に取らないでしょうし。

まぁ、そんな本です。

ちなみに東京駅前の丸善では、英語版が2千数百円しました。日本語版は1400円ぐらい。

3人理論

3人いれば十分なんじゃないだろうか。

もしも私が死んだとして、誰かが私の人生を振り返る文章を書くとする。その時、大体3人ぐらいが「あの人は立派だった」とコメントしてくれたら、私の人生はなかなか立派だったように見せることができるのではないか。父親と母親とおばあちゃんとかだったらあんまりだけど、家族と友人たちと職場の同僚たちから1人ずつぐらいだったら問題ないと思う。

ということは、死んだ後で立派な人だったと思われるためには、まず自分の周りにいる3人に対して親切にすることから始めるべきだと思う。生きているうちに親切にしておけば、きっと私が死んだときに褒めてくれるだろう。どうしてもそれが難しいのなら、誰かと「どちらかが先に死んだときは、必ず相手を褒めることにしよう」と約束してもいい。嘘だって何だっていい。要はコメントしてくれることが大事なのだ。

私が死ぬときは必ず3人の名前を書き記しておくので、私の人となりを知りたいひとはその人たちに連絡を取るようにしてもらいたい。

2010年8月29日日曜日

好感度

英才教育を施してみた。

長男(小1)の小学校の夏祭りで受付係になった。お祭りもほぼ終わりになってくると、長男はやることがなくなって遊び相手を欲しくなる。それでも私は持ち場を離れられない。そこでなんとかヒマを潰させてやろうと、「今、学校の中に政治家がいるから、その人からサインをもらって来てよ。そしたら何か面白いものを買ってあげるから」と提案してみた。ちょうど数分前に、地元の衆院議員が顔を出しにきていたのだ。

もちろん長男はその政治家がどんな人かも知らない。でも、何か面白いものは買ってもらいたいというので、「その政治家はどんな服を着ているのか?」とか「名前は何か」とか戸惑いながらもノリノリで尋ねてくる。で、結局は10分ほどしてその政治家からサインをもらって帰ってきた。そこら辺の大人に「○○さんを探しているんですけど」と尋ねて政治家を見つけ、「サイン下さい」「今、ペンを持っていないんだよ」「僕、ペン持ってますから」というやりとりの末、サインをもらったらしい。

これで長男も政治家とか政治を少しは身近に感じたのではないだろうか。こういうミッションを与えることこそが英才教育なのだと思う。一方、私は一緒に受付をしていたお母さん方の爆笑をとることが出来た。「まぁ、なんてウィットとエスプリに満ちた素敵なお父様なのかしら」とか思われたのではないか。一石二鳥だ。

今後も子供を使って奥様方からの好感度を上げていきたいと思う。

2010年8月26日木曜日

褒められる

新聞に載った。

保育園の保護者会の役員をやっていたとき、メンバーの中に大学の先生がいた。その人が今度、本を出すとかなんとかいうことで、新聞でインタビューに応えていたのだ。そのなかで最後の方に、自分が保護者会で役員をやっていたことと、その経験が意義深いものだったと書いてある。俺もだよ。俺もやってたんだよ、それ。全くの匿名とは言え、新聞に載って褒められるのは嬉しい。

もしかして、このインタビューがきっかけであの時の活動にスポットライトがあたったりしないだろうか。クローズアップ現代とかが取材に来て、当時のメンバーにインタビューしたいなんていう話になったりして。いや、でもなぁ。ちょっとテレビのインタビューっていうのは辛いな。そんなに話すの得意じゃないし。でも、下調べの取材ぐらいだったら応じてもいいな。割と記録は残してある。あ、でも、ちょっとぐらいテレビに映るぐらいだったらいいかも。

近々NHKデビューことになると思うので、みなさん録画を忘れないで欲しいと思う。

2010年8月24日火曜日

日本に来た外国人

仕事で外国人の話を聞く機会があった。

おじさんが英語で話すやつだ。だいたい分かる。おもしろ表現も分かった。「今の状況は、みんなで手をつないで崖に向かって歩いているようなもんだ」ってやつ。思わずフッと笑った。おー。英語が分かる人っぽいリアクションじゃないか。

ただ、話の内容自体はよく知っていることだし、おじさんも意図的にゆっくり話してくれている。通訳付きなので、途中で話が分からなくなって完全に振り切られることもない。このぐらいが分かったところで、そんなに胸を張れるようなもんでもない。

少しは進歩したのかもしれないけれど、まだまだ精進が必要なんだと思う。

2010年8月18日水曜日

考えない

最近、長男(小1)が将棋を覚えたがっているらしい。

そういえば子供のころ、将棋にはハマらなかった。将棋は考えに考え抜いて勝ちをもぎとるゲームで、負けたときには「自分の頭が悪かったのだ」と認めざるをえない。そういう厳しさが嫌だったのだと思う。逆に麻雀にはハマった。麻雀はいちいち真剣に考え抜く必要はない。ツモって、数秒考えて、切るだけだ。将棋みたいに何十分も考えていたら、他のメンツから大顰蹙をかってしまう。麻雀のそういうお気楽なところが好きだったんだと思う。

そう思うと、実は私は考えることが嫌いなんじゃないか。学校の勉強とかパズルとかゲームが好きだったから、「自分は考えることが好きだ」と思っていたけど、そういう最初から正解が想定されているようなものは考えるうちに入らない。将棋とか留学中にやった勉強とか、ああいう何が正解かどうか分からない問題に諦めずに取り組むことこそが「考える」ということなんだと思う。そうなると私には無理だ。ダメ。とてもじゃないけど、やる気にならない。「難しいねぇ」って笑ってごまかしてしまいたい。

長男には「麻雀の方が楽しいぞ」とアドバイスしてやりたいと思う。

2010年8月17日火曜日

黒鳥

「ブラック・スワン」を読んだ。

留学前に評判になっていた本で「こんなのが読めたら凄いな」と思っていた。で、無事に1年間の留学を終えて読んでみたわけです。それはもう難しい本でした。結局のところ、「世の中、何が起こるか分からんわな」ということぐらいしか分からない。留学中に統計を勉強していなかったら、読み進める気にもならなかったはず。

今後、これ以上に難しい本を手に取ることはないでしょうから、今後もボチボチと読書を続けていきたい。

本の内容を知りたい人は、「ブラックスワン 書評」とか「ブラックスワン 紺ガエル」とかで検索するとよいと思います

2010年8月16日月曜日

歌ばかり歌っている。

カラオケではない。普通に家にいるときの話だ。お皿を洗いながら、泣いている次男(10カ月)をあやそうとして、長男(小1)と一緒にシャワーを浴びながらといった状況で、子供のころに覚えたみんなのうたとか、子供と一緒に見ている子供向け番組の歌とかとかを歌っている。この前は長男から「とうちゃんはなんでそんなに子供の歌が好きなの?」と聞かれた。おかしいか。私は子供の目から見ても奇異に映るのか。

他のお父さんはそんなに歌ったりしないのだろうか。そういえば、バスケットボールや野球を子供に熱心に教えているお父さんは知っているけど、「ふたごのオオカミ大冒険」とか「そっくりハウス」を教えようとしている人は知らない。名門小学校の面接で「おじゃる丸のエンディングテーマを歌いなさい」と指示されたという話も聞かない。

今は長男も「それ何の歌?」と尋ねてくれるが、そのうち「とうちゃんウザい」と言い出すに違いない。今のうちに思う存分歌っておきたいと思う。

2010年8月11日水曜日

本当は恐ろしい

Are you sleepingは怖い歌じゃないのか。

日本語では「グーチョキパーで何作ろう」なんていう歌詞があてられたりもするけど、英語の歌詞は、Are you sleeping, Brother John, Morning bells are ringing, Ding Ding Dongというやつだ。昔、英語の授業か何かで習ったときは全然意味が分からなかったけど、ふと子供のおもちゃからこのメロディが流れているのを聞いて戦慄を覚えたのだ。

もしかして、寝付きの悪い子供を寝かしつけようとするお母さんの歌なんじゃないだろうか。多分、お母さんは夜泣きをしている子供のジョンを寝かしつけようとして抱っこしているのだ。で、「寝たかな」と思ってベッドに置くと、すぐに泣きながら起きてくる。そんなことをしているうちに、教会から朝の鐘の音が聞こえてくる。お母さんは寝不足でブチ切れ寸前だ。

今後この曲を聴いたら、恐ろしさのあまり涙してしまうと思う。

2010年8月9日月曜日

演歌

演歌ブームが来るのではないだろうか。

演歌も悪くない。職場で流れているテレビで島津亜矢が歌っていると迫力があるなと思うし、冠二郎が「バイキング」を歌っているとすごいなと思う。子供のために買ったCDに山本譲二の「ねっこ君」が入っていると、思わず覚えてくちずさんでしまう。多分、年齢のせいだ。40前というのはそういうお年頃なのだ。

ということは、私と同じ世代の人たちも同様に感じているのだと思う。いわゆる団塊ジュニアなわけだから、音楽市場に与える影響も大きいはずだ。こういう世代には、EXILEと山本譲二のどちらに親近感を覚えるかと聞かれて、山本譲二だと答える人も多いと思う。みちのく一人旅は1981年のザ・ベストテン年間ランキングの2位だ。ルビーの指輪には敵わなかったけど、長い夜より、ハイスクールララバイより、ブルージーンスメモリーより、守ってあげたいよりもヒットしたのだ。

でも、島津亜矢とAKB48のどちらが好きかと聞かれれば、名前なんて全然知らなくてもAKB48を選ぶのが正解な気もする。

ムードに流されて、島津亜矢を選んでしまったりしないように気をつけたいと思う。

2010年8月3日火曜日

健康

帰国後に受けた人間ドッグの結果が出た。

留学前に要注意とされていた総コレステロール、中性脂肪、LDLコレステロールのすべてが正常値になっている。体重はちょうど1キロ増えたけれど、まぁ仕方ないんじゃないですかね。毎日毎日玉ネギを食べていたから、血液がサラサラになったんだと思います。すごいぞ玉ネギ。

日本に帰ってからの食生活には自信がありません。職場の近くにはやたらと牛丼屋とつけ麺屋が多いです。

2010年8月2日月曜日

あめちゃん

あめちゃんは想像以上に価値があるらしい。

小学校1年生の長男がラジオ体操に行っていた。朝の6時20分に集合場所に行かねばならないので、なんだかんだで5時40分起きらしい。そんな時間に起きられては親の方も大変だから、「別に行かなくてもいいぞ」とは話したのだが、積極的に行きたがっている。ラジオ体操の後にあめちゃんがもらえるかららしい。小1にとってあめちゃんは朝5時40分に起きさせるだけの魅力があるというのだ。すごすぎる。

これを大人換算にするといくらぐらいだろうか。1000円じゃ無理。朝5時40分起きでラジオ体操するだけの魅力はない。1万円ならもちろん起きる。5000円でもOK。2000円ならどうだろうか。ちょっと無理かもしれない。でも夫婦で行ったら4000円もらえる。長男入れて6000円。そうなったら二男だけ留守番させるわけにもいかないので4人でラジオ体操に行くしかない。8000円もらえる。これは行くな。8000円もらって、みんなで居酒屋行くな。

小1にとってのあめちゃんの価値は大人換算で2000円なのだと思う。

2010年7月28日水曜日

自動車保険を解約へ

自動車保険の解約手続きを始めた。

実はまだ解約していなかったのだ。というのも、自動車保険を解約しようと代理店に連絡を取ったら、「自動車の所有移転手続きが完全に終わっていることをDMVに確認した方がいい」という。なんでも、自動車の所有移転手続きが終わっていないのに自動車保険を解約すると、私が無保険で自動車を運転していることになってペナルティがかかるらしいのだ。

そんなの面倒くさいので自動車保険の満期である8月下旬までは保険契約を生かしておいて、その後、更新しないということにしようとも思ったのだけれど、それもマズいらしい。アメリカの保険会社は、契約者が更新手続きをとらないからといって、勝手に契約を打ち切ってはいけないとのこと。何かの都合で更新手続きを忘れていただけだとかいう事情があることに配慮しているのだろう。ということで私が更新手続きを取らないでいると、自動的に保険は継続になって、私が保険料を支払わないことが明確になった時点で「保険料未払いによる失効」になるんだと。となると私の保険履歴に「未払い野郎」の経歴が残ることになり、あんまり好ましいことではないらしい。

ではどうやって自動車の所有移転手続きが終わっているかを確認するかというと、自動車を売却した際にDMVに送ったナンバープレートが問題なく無効になったことを確認すればよい。そのための確認書類はDMVが郵送してくれることになっている。私はナンバープレートを送ったときに、「郵送先は日本でヨロシク」と一文を添えておいたので、いつか届くだろうと待っていたわけです。でもやはりというかなんというか、待てど暮らせど確認書類は届かない。そこでDMVのサイト経由でメールで問い合わせをしたところ、「あなたのナンバープレートは問題なくキャンセルされています」との返事が返ってきたということです。ちなみに確認書類も後日、日本の自宅に郵送されてきました。ありがとうございます。ありがとうございます。

ということで、必要書類を本日、アメリカの代理店にファクスしました。無事に手続きが進めば、残存期間分の保険料が小切手で返ってくるはず。

2010年7月27日火曜日

ハイキング

通勤をハイキングだと思えばいいんじゃないか。

人はハイキングと称して夏の暑い最中に、荷物を背負って山道をずんずん歩いたりする。私はいまいち楽しさが分からないのだけれど、目的地が涼しい川辺だったり、空気が綺麗な山の上だったりして、そうした環境が気持ちよかったり、達成感があったりするらしいのだ。

でも、それなら通勤だって同じじゃないか。夏の暑い最中に、荷物を背負ってずんずん歩く。目的地は冷房が効いたオフィスだから、川辺や山の上よりも涼しいだろう。違いといえば山道か都会かというぐらいのもんだが、そこは想像力でカバーできないか。通勤途中でたまたますれ違った綺麗なおねえさんや、かわいい子供に心癒されたりもするだろう。ハイキングで花や小鳥を眺めるのと同じじゃないか。おかしなヘアスタイルのおじさんは珍獣だし、ちょっと怖いおにいさんは猛獣だ。まさにハイキング。何の違いもない。

明日からカメラと水筒を持って、会社に出かけたいと思う。

2010年7月23日金曜日

幸せ

私だけ出かけている。

長男が夏休みに入った。嫁さんは次男の育児休暇で家にいる。もちろん次男も家にいる。ということで、朝から外に出かけるのは私だけだ。1年前だったら、妊娠中だった嫁さんも働いていたし、長男は保育園に通っていた。夏休みだろうと何だろうと、みんなが家から出て行くのが我が家のしきたりだ。それが今では4人中3人が家にいる。なんかずるいじゃないか。私だって会社を休みたい。

でも、よくよく考えたら、会社と家のどちらが忙しいかは微妙なところにある。何せ、会社には私の代わりなんていうのはいくらでもいる。目の前の仕事を誰かに放り投げることだって可能だ。ところが家には私の代わりはいない。嫁さんが次男の世話をしている間に長男が遊ぼうとせがんできたら、私には逃げ場所はないのだ。そして子供なんていうのは大抵の場合、上司よりも態度がでかい。下手すりゃキレられてしまう。こんなのを相手にしていては体力を消耗する一方だ。

仕事が辛いときは家族の顔を思い出して、いろんな意味で幸せを満喫したいと思う。

2010年7月22日木曜日

砂漠のカーリマン

スーツは暑さに強いのではなかったか。

通勤時はスーツの上着を着ている。ポケットにいろんなものが入れられるので忘れ物がなくなるし、冷房の効いた部屋では上着が欲しいときもある。それに昔読んだ漫画で「スーツは直射日光を遮るので、暑い場所で過ごすには適した衣服だ」と買いてあった。砂漠に置き去りにされた主人公が、スーツを来たまま生き抜いたのだ。私だってスーツを着て、この暑さを乗り切れるに違いない。

ただ、そういえば、彼が置き去りにされたのは砂漠だ。多分、湿気はないと思う。一方、私がさまよっているのは東洋の島国で、湿気に満ちあふれている。もしかして彼の体験を私にあてはめるのは間違いなのだろうか。彼に相談したら、「確かに直射日光は遮るけれど、同時に湿気も閉じこめるので不快度が高いよね」なんて返事されたらどうしよう。「っていうか、普通に考えれば分かるよね」とか。なんということだ。また私は勘違いをしていたのか。

今後はカメラマンが着ているようなポケットがたくさんついたベストを着て通勤していこうと思う。

2010年7月21日水曜日

グレード

シラキュースでの最後のグレードが出てました。

MPA WorkshopはA。これはグループワークだからそんなもんでしょう。みんな頑張っていたし、私もそれなりに頑張った。一方、Executive LeadershipはB。まぁ、教科書も読まずに授業だけ聞いて、小学生の感想文みたいなのを提出したわけだから仕方ないな。「結構まじめに採点するんだ」って感じですかね。

ともあれ、これで卒業できているはずです。

2010年7月20日火曜日

かっこいい

かっこいいのではないか。

職場についたらコンピューターの画面を眺めながら仕事をしている。隣には別のコンピューターの画面があって、なんか色とりどりの数字がピコピコと動いている。マウスを使ってなにやら操作をすると、最新の情報が得られたりもする。なんか未来だ。もしかして小学校1年生の息子が見たら、「かっこいい」と思うのではないか。何しろ彼は高速道路の料金所でETCのバーがポーンと上がるのでもかっこいいと思うのだ。

そもそもよく考えたら、職場の入っているビルだってかっこいいかもしれない。エレベーターでギューンと上まで上がって、ポーンと音が鳴ったらそこはオフィスだ。そのシーンだけを取ってみれば、かっこいいんじゃないか。周りにいる人間はいまいち冴えない日本人のおっさんばかりだからアレだけど、周りが金髪碧眼の外国人だと想像すれば、まぎれもなくドラマのワンシーンではないだろうか。

電話で話していることは仕事のミスをどうやってカバーするかとかそんなことばかりだけれど、中学生ぐらいまでならなんとかダマせると思う。

2010年7月16日金曜日

閉店

喫茶店が閉まった。

職場の近くにある喫茶店が閉店した。ハンバーグカレー(690円)が美味しくて、週に一度は通っていたローテーションの柱だ。なんでも32年間この場所で営業してきたが、母親の介護に専念するために店を閉めるらしい。今日がその最終日で11時半ごろに店に入ったら、地下一階の狭い店のなかで20人ぐらいのサラリーマンがひしめき合いながらカレーを食べてた。なんかいい話だ。

でもよく考えたら店を閉める必要はないんじゃないだろうか。これだけお客さんがいるわけだし。あと店は料理を作る店長とウェイトレス役の女性の2人だけで運営できる。誰かがレシピと店の権利を買い取って、そのまま営業を引き継げば何の問題もないはずだ。私はハンバーグカレーを食べ続けることができる。もったいない。実にもったいない話じゃないか。

将来、会社をクビになったら、この店のマスターを探すことから始めたいと思う。

2010年7月14日水曜日

ビンテージ

携帯電話を使いこなせない。

携帯電話を新しくした。最新型のいろんな機能がついたやつにしようかと思ったけど、なんかそれほど機能を使わないような気がして一世代前のやつを選んだ。でも、それでさえ機能が多すぎる。先日、GPS機能を使って待ち合わせ場所に向かおうとしたが、結局どこをどうすればいいのか分からず、ビルに貼り付けてある地番表示の看板をみて目的地にたどり着いた。なんとかというサービスでは、いろんな街の情報を配信してくれたりしているのだが、別に何の関心もない。定期的にスパムメールが送られてくるサービスに加入しているようなもんだ。

どうせだったら、らくらくホン的な高齢者向けの携帯でもいいんじゃないのか。使いもしない機能がたくさんついた携帯電話に5万円も払うのは馬鹿馬鹿しい。通信料だって払わなければならないのだ。ただ、らくらくホンというのはいかにも爺さんみたいで格好悪いので、「あえて旧式の携帯電話を使うことが格好いい」みたいなトレンドが生まれてくれないだろうか。「え、それ、P201? ビンテージものじゃん」「シンプルでかわいいぃ」みたいな。

あと5年もしたら、さらに携帯が高性能化して定価10万円とかいうことにもなりかねないので、早めに希望は表明しておくべきだと思う。

2010年7月13日火曜日

イヌかネコか

イヌよりネコの方がいいに決まっている。

イヌ派かネコ派かという議論がある。イヌの方が飼い主に忠実で頭がいいから好きだとか、ネコの自由きままなところに萌えるとか、いろんな意見がある。そして多くの場合、議論には決着がつかない。イヌ派とネコ派の対立はいつまでたっても解消されないままだ。こうした対立は無用な憎しみを増幅させるだけで、イヌ派とネコ派は一刻も早く和解すべきではないだろうか。

思うにこの対立を解消するには、議論の視点を変えてみるべきではないだろうか。これまでの「イヌを飼うかネコを飼うか」という飼い主視点では議論は決着しない。だからこそ、今、議論の視点を「イヌになるか、ネコになるか」という飼われる側の視点に変えるべきなのだ。そうなると議論の決着は明らかである。常に首輪につながれて、退屈そうにあくびをするだけのイヌ的な人生がいいという人は少数派だろう。誰だって、自由きままにほっつき歩いて、あちこちでエサをもらえて、それでいて「かわいいぃ」と喜んでもらえるネコ的な人生の方がいいはずだ。イヌ派とネコ派の対立はここに決着した。ネコの方がいいに決まっているのだ。

これまでイヌ派を名乗っていた人はただちにネコ派に全面降伏し、飼っているイヌを無条件で解放すべきなんだと思う。

2010年7月12日月曜日

TOEFL結果

TOEFL9回目の結果が出ていました。

なんと! 90点。1年間の留学生活の結果、TOEFLの点数が下がるという残念な結果に至ったことを真摯に受け止め、今後もみなさまの期待にお応えできるよう微力ながら頑張って参りたいと考えているところでございます。

受験時の予想では「90点はあるけど100点はない」という予想だったので、予想の下限だったということになります。内訳は、Reading26, Listening27, Speaking15, Writing22。8回目に比べて、リーディングが3点下がり、スピーキングが2点下がり、ライティングが1点上がって、トータルで4点マイナス。

でもまぁ、ここでも書いたように、インプットの改善はあったと思うんですね。あとはアウトプットの練習が必要だと。どう考えたって、スピーキングの15点がガンだな。何がいかんのかねぇ。的はずれなことを話しているということはないと思うので、発音とかアクセントとかそういうのかなぁ。そんなの練習するのめんどくさい。

10回目があるかどうかは未定。

2010年7月9日金曜日

雪ふりつむ

三好達治が分かるようになった。

小学校で「太郎を眠らせ、太郎の屋根に雪ふりつむ。 次郎を眠らせ、次郎の屋根に雪ふりつむ。」という詞を習った。当時はよく意味が分からなかったけど、最近になって、あれは寝かしつけた子供の体に布団をかけたのだと思いついた。眠りについた2人の子供の体に布団をかけた様子が、まるで北国の家に雪がふりつもったようだと言っているのだ。

子供が目を覚ましている間、家の中はにぎやかなものだ。でも子供が寝付いてくれると、ようやく静かな時間がやってくる。そんな雰囲気が春であっても夏であっても、雪国の静かな夜みたいだということだと思う。それにしても味わい深い。ちょっと小学生には難しすぎるだろう。もしかしたら若手の先生にだって難しいのではないか。私も二児の親になって、ようやく味わいが分かるようになったのだから。

でもネットで検索してみたら、学校の先生は「雪は今でも降っているのか」とか「家は2軒なのか、もっとたくさんなのか」とか尋ねてくるらしい。

授業中に発言することはすごく難しいことなんだと思う。

2010年7月8日木曜日

運転免許再交付

日本の運転免許証を再交付してもらいました。

留学中にニューヨーク州の運転免許を取得した際、DMVに日本の運転免許証と国際運転免許証を取り上げられました。一部から「日本に帰国する前にDMVに行って、免許証を返してもらわなければならない」と聞いていたのですが、私は「DMVに行ってゴチャゴチャやるよりも、日本に帰ってから再交付してもらった方が早いんじゃね」ということで、DMVには寄らずに帰国したのです。

で、昨日、江東運転免許試験場に出向き、指定された用紙に「ニューヨーク州で免許を取ったときに日本の運転免許を取り上げられた」と理由を書いて再交付を申請したところ、ものの1時間半ほどで新しい免許証を手に入れることができました。窓口のおばさんは「アメリカで取り上げられたの?」なんて驚いた顔をして奥に確認しに行ったのですが、奥に座っていた人が「あぁ、そういうことってあるんですよ」とあっさりOKを出してくれた様子。よくある事例みたいです。

手数料は3650円。DMVに行くことを考えれば、安い。

浴衣

天下一品に厳しさを感じた。

帰国してココイチのカレーを食べた。美味しかった。職場近くの居酒屋で唐揚げ定食も食べた。値上げしていたけど美味しかった。吉野家の牛丼も食べた。NYCで食べた牛丼より何倍も美味しかった。サバの味噌煮定食も食べた。いまいち脂ののりは悪かったけど、シラキュースでは絶対にありつけない味に感動すら覚えた。

ただ、天下一品はキツかった。スープを飲み干す気になれない。チャーシューメン大こってりニンニク入りというオーダーが年相応ではなかったのかもしれないが、中学生時代以来、天下一品のスープを飲み干せなかったことなどなかったのだ。米国での自炊中心の食生活で味覚が変わってしまったのだろうか。それとも36歳と37歳の違いとはそういうものなのだろうか。私は米国での留学生活で、何か大切なものを失ってしまったのかもしれない。

でもそういえば、夜に職場近くを歩いていて「ガールズパブでーす」と浴衣姿のおねえさんにチラシを渡されたとき、これまでにない癒しの期待を感じた。

やはり留学で得たものも大きいのだと思う。