2018年4月12日木曜日

ABCの歌

No.38

ABCの歌に自信が持てない。

子供のころには何の疑問もなく、
 ABCDEFG(きらきらひかる)
 HIJKLMN(おそらのほしよ)
 OPQRSTU(またたきしては)
 VWUandXYZ(みんなをみてる)
と歌っていた。

ところが、最近、子供(1歳)と一緒に歌のビデオを見ていたら、
 ABCDEFG(きらきらひかる)
 HIJKLMNOP(おそらのほしよ)
 QRSandTUV(またたきしては)
 WandXYZ(みんなをみてる)
と歌われている。

「えー? 本当かぁ?」と叫びたい気分だ。

「ほしよ」の部分に、「LMNOP」を当てはめるのは早口すぎないか? 「みんなを」の部分が、「W」だけというのはのんびりしすぎじゃないか?

しかし、そういえば、海外生活経験のあるヨメがビデオみたいな歌い方をしているのを聞いたことがある。これまでは「ヨメがいちびって、難しい歌い方をしているだけだ」と思っているのだが、最近では、日本育ちの子供までがいちびった歌い方をしている のだろうか。

もう、子供の前でABCの歌は歌えない。仲間はずれにされた気分だ。


2005/8/23

エアタオル

No.37

スーパーとかのトイレに設置してある「エアタオル」は役に立っているのだろうか。

手を洗った後に使うと、ブーンと暖かい風が吹き出てきて「手についた水が乾く」というアレだ。しかしまぁ実際の話、乾いているとは思えない。いつまでたっても手は濡れたままだし、あんまり長く使っていると、うるさくて仕方がなくなる。申し訳程度にちょっとだけ手をかざした後、髪の毛をいじるふりをして水気をなくしてしまうのがいつものパターンだ。

はっきり言ってしまえば、手だってそれほど真剣に洗っていない。ちょっと指先を濡らしているだけだ。どうせエアタオルで手が乾かないことが分かっているのだから、手がびしょ濡れになるほどまで手を洗うと、いつまでたってもトイレから出られないことになる。そんなことをしてトイレの洗面台を混雑させるぐらいなら、手を洗うのは適当に済まして、さっさと出てしまった方がましだと思う。

「エアタオルが役に立たない」と書き出してはみたが、実はそれほど困っていないことを告白してしまった。

ちなみに、私だって、トイレの中で何らかのトラブルに見舞われた場合は、きちんと念入りに手を洗うことを付記しておく。


2005/8/22

エビの世界

No.36

あ。ザリガニみたいな感じだろうか。

ザリガニは怒らせると、ハサミをふりあげて上半身をぐぐっと起こす。あの姿はエビ反りのイメージに近い。調べてみると、「エビ」とは、十脚目長尾亜目の甲殻類の総称。ザリガニは十脚目ザリガニ科だそうで、ザリガニを「エビの一種」といっても間違いなさそうだ。もしかしたら、イセエビなんかもザリガニみたいに、ぐぐっと上半身を起こしたりするのかもしれない。

エビといえば、ブラックタイガーとかクルマエビを思い出しがちだが、ザリガニも立派なエビの一つ。ちなみにクルマエビは十脚目クルマエビ科、イセエビは十脚目イセエビ科。かなり細分化が進んでいるようだ。

エビの世界は意外に奥が深いということを確認しておきたい。


2005/8/12

エビ反り

No.35

「エビ反り」という言葉があるが、あれはあれでいいのだろうか。

私の頭の中にあるエビは、背中を丸めるようにして曲がっている。いわゆる「エビ反り」とは逆だ。エビを、いわゆる「エビ反り」の方向に曲げようとすると、カラの部分がペキペキして 曲がらないのではないだろうか。

ヤフーの辞書検索で「エビ反り」を調べてみると、歌舞伎の演技の一。相手の威力に圧倒されるさまを様式的に表現するもので、片手または両手をかざして、からだを海老のように反らせる。「関の扉」の黒染、「太功記」十段目の操などに用いる。とある。「からだを海老のように反らせる」と書いてあるが、これでは何の説明にもなって いない。その「海老のように」の部分に自信が持てないのだ。

考えれば考えるほど不安になってくる。実は「エビ反り」は「エビ反り」ではないのか。それとも私が知らないエビの姿が存在するのか。


2005/8/11

鼻毛

No.34

鼻毛が出ている人がいた。出ているというか、溢れているという感じだ。

とある会社のエライさんなのだが、誰も注意してあげないのだろうか。左の鼻の穴だけで、右の穴から出ていないあたりが盲点になっているのだろうか。というか、そもそも本人は気づかないのか。左の鼻の穴から鼻毛が溢れているというのに。

なんてことを言っているが、私も鼻毛を抜くことがある。数年前からだ。昔は鼻毛が鼻の穴からはみだすなんてことは考えられなかったが、これも大人になった証なのだろう。1本だけだなと思って抜くと、2本だったことだってある。本人の予想を超えて存在し、周囲にアピールしているのが鼻毛の恐ろしいところだ。

もしも私が鼻毛を出していたら、迷うことなく指摘して欲しい。


2005/8/10

虹の七色

No.33

虹の七色が分からない。

春の七草なら分かる。セリ、ナズナ、ゴギョウ、ハコベラ、ホトケノザ、スズナ、スズシロだ。

中国の歴代王朝も分かる。夏殷周秦前漢後漢三国晋南北朝隋唐五代北宋南宋元明清中華民国中華人民共和国だ。

数字の位もわかる。一十百千万億兆京垓抒壌溝澗正載極恒河沙阿僧祇那由他不可思議無量大数だ。

でも虹の七色は分からない。赤、青、黄、緑、紫、えーと、オレンジ? あとーー、水色?

調べてみたら、赤、橙、黄、緑、青、藍、紫だった。「藍色も紫も同じじゃねーか」とか、そういうことを言っていけない。 胸に刻むべきは、基本を疎かにしてはいけない、ということだと思う。


2005/8/9