2010年8月29日日曜日

好感度

英才教育を施してみた。

長男(小1)の小学校の夏祭りで受付係になった。お祭りもほぼ終わりになってくると、長男はやることがなくなって遊び相手を欲しくなる。それでも私は持ち場を離れられない。そこでなんとかヒマを潰させてやろうと、「今、学校の中に政治家がいるから、その人からサインをもらって来てよ。そしたら何か面白いものを買ってあげるから」と提案してみた。ちょうど数分前に、地元の衆院議員が顔を出しにきていたのだ。

もちろん長男はその政治家がどんな人かも知らない。でも、何か面白いものは買ってもらいたいというので、「その政治家はどんな服を着ているのか?」とか「名前は何か」とか戸惑いながらもノリノリで尋ねてくる。で、結局は10分ほどしてその政治家からサインをもらって帰ってきた。そこら辺の大人に「○○さんを探しているんですけど」と尋ねて政治家を見つけ、「サイン下さい」「今、ペンを持っていないんだよ」「僕、ペン持ってますから」というやりとりの末、サインをもらったらしい。

これで長男も政治家とか政治を少しは身近に感じたのではないだろうか。こういうミッションを与えることこそが英才教育なのだと思う。一方、私は一緒に受付をしていたお母さん方の爆笑をとることが出来た。「まぁ、なんてウィットとエスプリに満ちた素敵なお父様なのかしら」とか思われたのではないか。一石二鳥だ。

今後も子供を使って奥様方からの好感度を上げていきたいと思う。

2010年8月26日木曜日

褒められる

新聞に載った。

保育園の保護者会の役員をやっていたとき、メンバーの中に大学の先生がいた。その人が今度、本を出すとかなんとかいうことで、新聞でインタビューに応えていたのだ。そのなかで最後の方に、自分が保護者会で役員をやっていたことと、その経験が意義深いものだったと書いてある。俺もだよ。俺もやってたんだよ、それ。全くの匿名とは言え、新聞に載って褒められるのは嬉しい。

もしかして、このインタビューがきっかけであの時の活動にスポットライトがあたったりしないだろうか。クローズアップ現代とかが取材に来て、当時のメンバーにインタビューしたいなんていう話になったりして。いや、でもなぁ。ちょっとテレビのインタビューっていうのは辛いな。そんなに話すの得意じゃないし。でも、下調べの取材ぐらいだったら応じてもいいな。割と記録は残してある。あ、でも、ちょっとぐらいテレビに映るぐらいだったらいいかも。

近々NHKデビューことになると思うので、みなさん録画を忘れないで欲しいと思う。

2010年8月24日火曜日

日本に来た外国人

仕事で外国人の話を聞く機会があった。

おじさんが英語で話すやつだ。だいたい分かる。おもしろ表現も分かった。「今の状況は、みんなで手をつないで崖に向かって歩いているようなもんだ」ってやつ。思わずフッと笑った。おー。英語が分かる人っぽいリアクションじゃないか。

ただ、話の内容自体はよく知っていることだし、おじさんも意図的にゆっくり話してくれている。通訳付きなので、途中で話が分からなくなって完全に振り切られることもない。このぐらいが分かったところで、そんなに胸を張れるようなもんでもない。

少しは進歩したのかもしれないけれど、まだまだ精進が必要なんだと思う。

2010年8月18日水曜日

考えない

最近、長男(小1)が将棋を覚えたがっているらしい。

そういえば子供のころ、将棋にはハマらなかった。将棋は考えに考え抜いて勝ちをもぎとるゲームで、負けたときには「自分の頭が悪かったのだ」と認めざるをえない。そういう厳しさが嫌だったのだと思う。逆に麻雀にはハマった。麻雀はいちいち真剣に考え抜く必要はない。ツモって、数秒考えて、切るだけだ。将棋みたいに何十分も考えていたら、他のメンツから大顰蹙をかってしまう。麻雀のそういうお気楽なところが好きだったんだと思う。

そう思うと、実は私は考えることが嫌いなんじゃないか。学校の勉強とかパズルとかゲームが好きだったから、「自分は考えることが好きだ」と思っていたけど、そういう最初から正解が想定されているようなものは考えるうちに入らない。将棋とか留学中にやった勉強とか、ああいう何が正解かどうか分からない問題に諦めずに取り組むことこそが「考える」ということなんだと思う。そうなると私には無理だ。ダメ。とてもじゃないけど、やる気にならない。「難しいねぇ」って笑ってごまかしてしまいたい。

長男には「麻雀の方が楽しいぞ」とアドバイスしてやりたいと思う。

2010年8月17日火曜日

黒鳥

「ブラック・スワン」を読んだ。

留学前に評判になっていた本で「こんなのが読めたら凄いな」と思っていた。で、無事に1年間の留学を終えて読んでみたわけです。それはもう難しい本でした。結局のところ、「世の中、何が起こるか分からんわな」ということぐらいしか分からない。留学中に統計を勉強していなかったら、読み進める気にもならなかったはず。

今後、これ以上に難しい本を手に取ることはないでしょうから、今後もボチボチと読書を続けていきたい。

本の内容を知りたい人は、「ブラックスワン 書評」とか「ブラックスワン 紺ガエル」とかで検索するとよいと思います

2010年8月16日月曜日

歌ばかり歌っている。

カラオケではない。普通に家にいるときの話だ。お皿を洗いながら、泣いている次男(10カ月)をあやそうとして、長男(小1)と一緒にシャワーを浴びながらといった状況で、子供のころに覚えたみんなのうたとか、子供と一緒に見ている子供向け番組の歌とかとかを歌っている。この前は長男から「とうちゃんはなんでそんなに子供の歌が好きなの?」と聞かれた。おかしいか。私は子供の目から見ても奇異に映るのか。

他のお父さんはそんなに歌ったりしないのだろうか。そういえば、バスケットボールや野球を子供に熱心に教えているお父さんは知っているけど、「ふたごのオオカミ大冒険」とか「そっくりハウス」を教えようとしている人は知らない。名門小学校の面接で「おじゃる丸のエンディングテーマを歌いなさい」と指示されたという話も聞かない。

今は長男も「それ何の歌?」と尋ねてくれるが、そのうち「とうちゃんウザい」と言い出すに違いない。今のうちに思う存分歌っておきたいと思う。

2010年8月11日水曜日

本当は恐ろしい

Are you sleepingは怖い歌じゃないのか。

日本語では「グーチョキパーで何作ろう」なんていう歌詞があてられたりもするけど、英語の歌詞は、Are you sleeping, Brother John, Morning bells are ringing, Ding Ding Dongというやつだ。昔、英語の授業か何かで習ったときは全然意味が分からなかったけど、ふと子供のおもちゃからこのメロディが流れているのを聞いて戦慄を覚えたのだ。

もしかして、寝付きの悪い子供を寝かしつけようとするお母さんの歌なんじゃないだろうか。多分、お母さんは夜泣きをしている子供のジョンを寝かしつけようとして抱っこしているのだ。で、「寝たかな」と思ってベッドに置くと、すぐに泣きながら起きてくる。そんなことをしているうちに、教会から朝の鐘の音が聞こえてくる。お母さんは寝不足でブチ切れ寸前だ。

今後この曲を聴いたら、恐ろしさのあまり涙してしまうと思う。

2010年8月9日月曜日

演歌

演歌ブームが来るのではないだろうか。

演歌も悪くない。職場で流れているテレビで島津亜矢が歌っていると迫力があるなと思うし、冠二郎が「バイキング」を歌っているとすごいなと思う。子供のために買ったCDに山本譲二の「ねっこ君」が入っていると、思わず覚えてくちずさんでしまう。多分、年齢のせいだ。40前というのはそういうお年頃なのだ。

ということは、私と同じ世代の人たちも同様に感じているのだと思う。いわゆる団塊ジュニアなわけだから、音楽市場に与える影響も大きいはずだ。こういう世代には、EXILEと山本譲二のどちらに親近感を覚えるかと聞かれて、山本譲二だと答える人も多いと思う。みちのく一人旅は1981年のザ・ベストテン年間ランキングの2位だ。ルビーの指輪には敵わなかったけど、長い夜より、ハイスクールララバイより、ブルージーンスメモリーより、守ってあげたいよりもヒットしたのだ。

でも、島津亜矢とAKB48のどちらが好きかと聞かれれば、名前なんて全然知らなくてもAKB48を選ぶのが正解な気もする。

ムードに流されて、島津亜矢を選んでしまったりしないように気をつけたいと思う。

2010年8月3日火曜日

健康

帰国後に受けた人間ドッグの結果が出た。

留学前に要注意とされていた総コレステロール、中性脂肪、LDLコレステロールのすべてが正常値になっている。体重はちょうど1キロ増えたけれど、まぁ仕方ないんじゃないですかね。毎日毎日玉ネギを食べていたから、血液がサラサラになったんだと思います。すごいぞ玉ネギ。

日本に帰ってからの食生活には自信がありません。職場の近くにはやたらと牛丼屋とつけ麺屋が多いです。

2010年8月2日月曜日

あめちゃん

あめちゃんは想像以上に価値があるらしい。

小学校1年生の長男がラジオ体操に行っていた。朝の6時20分に集合場所に行かねばならないので、なんだかんだで5時40分起きらしい。そんな時間に起きられては親の方も大変だから、「別に行かなくてもいいぞ」とは話したのだが、積極的に行きたがっている。ラジオ体操の後にあめちゃんがもらえるかららしい。小1にとってあめちゃんは朝5時40分に起きさせるだけの魅力があるというのだ。すごすぎる。

これを大人換算にするといくらぐらいだろうか。1000円じゃ無理。朝5時40分起きでラジオ体操するだけの魅力はない。1万円ならもちろん起きる。5000円でもOK。2000円ならどうだろうか。ちょっと無理かもしれない。でも夫婦で行ったら4000円もらえる。長男入れて6000円。そうなったら二男だけ留守番させるわけにもいかないので4人でラジオ体操に行くしかない。8000円もらえる。これは行くな。8000円もらって、みんなで居酒屋行くな。

小1にとってのあめちゃんの価値は大人換算で2000円なのだと思う。