2011年10月5日水曜日
Kafka on the Shore
"Kafka on the Shore"を読み終わりました。日本人が書いた小説ならバックグラウンドの知識とは関係なしに楽しめるのではないかと考えて、ウィキペディアによると村上春樹が世界的に評価されるきっかけになったらしい「海辺のカフカ」を選んでみました。面白かったです。
自慢じゃないけど、村上春樹を読んだことがなかった。謎めいた登場人物に謎めいた状況設定。なんか普通のミステリー小説みたいに楽しめるなぁとか、宮部みゆきとか伊坂幸太郎の小説にこんな感じの登場人物がいたなぁ、なんて思いながら読んでいたのですが、最終的にはなんだか変な話になって終わりました。ここからいろいろと意味を読み取るのが楽しみ方なんでしょうね。
いろんなキャラクターのなかで一番心情が理解できるのはナカタですね。心情なんていうものがあるのかどうかも怪しいですが、一番自分に似ている気がします。次はサクラですね。意外に。ホシノは普通の人ですよね。カフカとかサエキは分かんないな。辛気くさい。オーシマは何なんでしょうね。一番理解するのが難しい。
そういえば、「思考の整理学」(参照)を読んだとき、本当の読む力(未知のものを読む力)をつけるには、文学を読むのが一番だというようなことが書いてありました。村上春樹はノーベル文学賞を取るんじゃないかと言われるほどの人ですから、英語の勉強方法としては正解なのかもしれません。
まぁ、もっとじっくり、繰り返し繰り返し読むべきなんでしょうけど。
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