2016年3月22日火曜日

The Maze Runner

"The Maze Runner"という小説を読んだ。アメリカには「ヤング・アダルト向け小説」というジャンルがあります。だいたい14~21歳ぐらいの世代に向けた小説らしいのです。ただ、実際に読んだことがなかったもので、ちょっと読んでみました。

舞台は四方を巨大な迷路に囲まれた"Glade"と名付けられた場所。ここに送り込まれた数十人の少年たちがGladeから脱出を試みるという話です。少年たちは最年長で16歳ぐらいで、地下につながっている坑道に設置されたエレベーターでGladeに送り込まれてきたのですが、記憶を失っているのでどうして自分がこんな場所にいるのか分からないし、どうやったら脱出できるかも分からない。坑道を通って地下に行けばいいんじゃないかと思うのですが、その坑道に身を投じると、なんか体が切り刻まれることになるそうです。ということで迷路の中を走って、出口を見つけ出そうとするわけですね。ちなみに迷路のなかには、Greiverという機械じかけのモンスターがいます。主人公はこのGladeに新たに送り込まれてきたトーマスという少年と、その翌日に送り込まれてきたテレサという少女。2人は少年たちのリーダーグループとケンカしたり協力したりしながら、迷路からの脱出に力を目指します。

まぁ、マンガみたいな話ですね。私が読んだことがある本のなかでは「バトル・ロワイヤル」とか「新世界より」とかに近い雰囲気なんだと思います。マンガだったら「進撃の巨人」ですかね。ただ、バトル・ロワイヤルとか新世界よりは、大興奮のすえに読み終わったときにときに「このストーリーを映画にしても、2時間ちょっとの枠では面白さを伝えることはできないだろうなぁ」なんて思ったものですが、このMaze Runnerの場合は「ふーん」って思いながら読んで、読み終わった後に「2時間の映画にすればちょうどいいかな」ってぐらいの感じです。実際に映画化されてますしね。言ってしまえば、設定がありきたりで、かつ雑ですよね。まぁ、14~21歳向けですから、43歳のおじさんが読んじゃいけないのかもしれません。

ヤング・アダルトについてひとつ勉強しました。

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