"Whiskey Sour"という本を読んだ。12月あたまぐらいのことです。
前回の"Write Good or Die"で面白い文章を書いていた、J.A. Konrahという作家が2004年に発表した処女作です。
シカゴ市警の女性警部補、ジャクリーン(ジャック)・ダニエルが猟奇殺人事件を解決する話です。
だめですね、こんな紹介では「面白そうだな」と思わせることができません。
だもんで、作者の公式サイトから紹介文を引用しますと、
Lieutenant Jacqueline "Jack" Daniels is having a bad week. Her live-in boyfriend has left her for his personal trainer, chronic insomnia has caused her to max out her credit cards with late-night home shopping purchases, and a frightening killer who calls himself 'The Gingerbread Man' is dumping mutilated bodies in her district.
While avoiding the FBI and its moronic profiling computer, joining a dating service, mixing it up with street thugs, and parrying the advances of an uncouth PI, Jack and her binge-eating partner, Herb, must catch the maniac before he kills again... and Jack is next on his murder list.
Whiskey Sour is the first book in the bestselling Jack Daniels series, full of laugh-out-loud humor and edge-of-your-seat suspense.
ってことです。面白そうでしょ?
実際、面白かったです。
一応、警察が事件を解決するストーリーですが、推理小説のような謎解きよりは「次の展開はどうなるのか?」とハラハラドキドキさせるエンターテインメント小説です。登場人物が交わすジョークに加え、登場人物たちのキャラクターづけもマンガっぽかったりするので、その立ち居振る舞いだけでも笑わせられます。
また読みます。
2017年1月5日木曜日
"Write Good or Die"
"Write Good of Die"という本を読んだ。11月の初めぐらいの読了です。
英語を読んだり、聞いたりすることは多いけど、英語で文章を書く機会は少ないもので、ひとつ英語による文章作法でも勉強してみようかと思って購入。米国の作家やライターなど文章に関わるさまざまな職種の人たちが書いた「ライター心得」をまとめたものです。
ただし実際には文章作法についての本というよりは、「作家になりたければ、こういうところに気をつけろ!」といったアドバイス集のような内容でした。それはそれで面白かったです。
印象に残ったアドバイスは、
「誰でも文章は書けるから、その気になれば誰でもライターになれると思われがちだが、なめるな。ライターになるには、オリンピックに出場するのと同じぐらい厳しい訓練が必要だ」
「アイデアはいくらでもある。問題はどうやって書くかだ」
「ライターとして成功するには、自分が面白いと思うものを書き続けるしかない」
「スティーブン・キングは処女作『キャリー』を執筆しているとき、行き詰まってしまって原稿をゴミ箱に捨てたことがある。でも妻がその原稿をゴミ箱から拾い上げて読んでくれて、書き終えるように励ましてくれた。あきらめるな」
「JKローリングはハリーポッターの第1作の発表する前、12の出版社に断られた。編集者はあてにならない」
「あなたたちはキングやローリングのような天才じゃないのだから、何百回と断られて当然」
「編集者の言うことはちゃんと聞け。ひとりよがりになるな。編集者に好かれろ」
といった感じですかね。ほかにもいろいろありますけど。まぁ、ある意味、なかなか実践的です。
あと、小説を書くなら1文で「面白そうだな」と思わせるだけの内容でなければならない、というのがライターにとっては鉄則のようです。
例えば、
"When a great white shark starts attacking beachgoers in a coastal town during high tourist season, a water-phobic Sheriff must assemble a team to hunt it down before it kills again."
"A young female FBI trainee must barter personal information with an imprisoned psychopathic genius in order to catch a serial killer who is capturing and killing young women for their skins."
"A treasure-hunting archeologist caces over the globe to find the legendary Lost Ark of the Covenant before Hitler's minions can acquire and use it to supernaturally power the Nazi army."
っていう感じです。
確かに面白そう。読んでみたいと思わされます。
あと、この本を読んだ思いがけない収穫は、いろんな米国のライターの文章が読めるので、気に入った文章があれば「この人が書いた本を読んでみようかな」というとっかかりになることです。
なかでも、J.A. Konrathという作家が書いた、自らが処女作を出版するまでのストーリーはとてもユーモアーにあふれていて面白かった。処女作出版までに12年かけて、10本の作品を書き、460回も出版を断られたそうです。
ライター稼業も大変ですね。
英語を読んだり、聞いたりすることは多いけど、英語で文章を書く機会は少ないもので、ひとつ英語による文章作法でも勉強してみようかと思って購入。米国の作家やライターなど文章に関わるさまざまな職種の人たちが書いた「ライター心得」をまとめたものです。
ただし実際には文章作法についての本というよりは、「作家になりたければ、こういうところに気をつけろ!」といったアドバイス集のような内容でした。それはそれで面白かったです。
印象に残ったアドバイスは、
「誰でも文章は書けるから、その気になれば誰でもライターになれると思われがちだが、なめるな。ライターになるには、オリンピックに出場するのと同じぐらい厳しい訓練が必要だ」
「アイデアはいくらでもある。問題はどうやって書くかだ」
「ライターとして成功するには、自分が面白いと思うものを書き続けるしかない」
「スティーブン・キングは処女作『キャリー』を執筆しているとき、行き詰まってしまって原稿をゴミ箱に捨てたことがある。でも妻がその原稿をゴミ箱から拾い上げて読んでくれて、書き終えるように励ましてくれた。あきらめるな」
「JKローリングはハリーポッターの第1作の発表する前、12の出版社に断られた。編集者はあてにならない」
「あなたたちはキングやローリングのような天才じゃないのだから、何百回と断られて当然」
「編集者の言うことはちゃんと聞け。ひとりよがりになるな。編集者に好かれろ」
といった感じですかね。ほかにもいろいろありますけど。まぁ、ある意味、なかなか実践的です。
あと、小説を書くなら1文で「面白そうだな」と思わせるだけの内容でなければならない、というのがライターにとっては鉄則のようです。
例えば、
"When a great white shark starts attacking beachgoers in a coastal town during high tourist season, a water-phobic Sheriff must assemble a team to hunt it down before it kills again."
"A young female FBI trainee must barter personal information with an imprisoned psychopathic genius in order to catch a serial killer who is capturing and killing young women for their skins."
"A treasure-hunting archeologist caces over the globe to find the legendary Lost Ark of the Covenant before Hitler's minions can acquire and use it to supernaturally power the Nazi army."
っていう感じです。
確かに面白そう。読んでみたいと思わされます。
あと、この本を読んだ思いがけない収穫は、いろんな米国のライターの文章が読めるので、気に入った文章があれば「この人が書いた本を読んでみようかな」というとっかかりになることです。
なかでも、J.A. Konrathという作家が書いた、自らが処女作を出版するまでのストーリーはとてもユーモアーにあふれていて面白かった。処女作出版までに12年かけて、10本の作品を書き、460回も出版を断られたそうです。
ライター稼業も大変ですね。
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