2018年4月12日木曜日

エビ反り

No.35

「エビ反り」という言葉があるが、あれはあれでいいのだろうか。

私の頭の中にあるエビは、背中を丸めるようにして曲がっている。いわゆる「エビ反り」とは逆だ。エビを、いわゆる「エビ反り」の方向に曲げようとすると、カラの部分がペキペキして 曲がらないのではないだろうか。

ヤフーの辞書検索で「エビ反り」を調べてみると、歌舞伎の演技の一。相手の威力に圧倒されるさまを様式的に表現するもので、片手または両手をかざして、からだを海老のように反らせる。「関の扉」の黒染、「太功記」十段目の操などに用いる。とある。「からだを海老のように反らせる」と書いてあるが、これでは何の説明にもなって いない。その「海老のように」の部分に自信が持てないのだ。

考えれば考えるほど不安になってくる。実は「エビ反り」は「エビ反り」ではないのか。それとも私が知らないエビの姿が存在するのか。


2005/8/11

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