2018年7月21日土曜日

器が小さい

No.64

大河ドラマとか歴史ドキュメントの番組で戦国時代がとり上げられることが多い。

あれは果たしてどうなのだろうか。信長がなんとかの戦いで大勝利を収めたとか、三成は最後まで徳川軍と戦い抜いたとか、まるで美談であるかのように語っている。でも、その戦で沢山の雑兵たちが死んでるじゃないか。大河ドラマなんかで大物俳優が迫真の演技で無念の表情を作っていたとしても、「お前より、その辺に転がっているおっさんたちの方が可哀想だよ」と思ってしまう。

そういえば、子供のころは秀吉とか信玄とかに感情移入できた。それが今となっては、思わず雑兵の視点に立ってしまっている。

こういうのを「器が小さい」というのだろう。


2005/9/30

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