No.104
ラクダって何を食べるのだろう。
ぱっと思いつくのは草だが、砂漠に草はないのではないだろうか。それじゃ砂? とも考えたくなるが、やはり砂ということはないだろう。いろいろと考えてみても、やはり思いつくのは「少量の草」といったところだ。
思えばラクダっていうのは、砂漠のなかで何も飲み食いしなくても、黙々と歩き続けることができるというイメージを与えられている。しかしそれは、実際以上にストイックなイメージなのではないか。ラクダだって水も飲めば、草も食べるだろう。木陰でゴロゴロしながら昼寝もしたいだろうし、荷物を運べといわれてたときに、「嫌」と答えたい気分の時だってあるに違いない。
それでもラクダとしてのイメージを押し付けられ続けるラクダ。今度ラクダに会ったら、「楽にしていいよ」と言ってあげたい。
2005/12/1
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