カネに汚い。
母親が入院中の家族の面倒をみるために家を空けている間、おばあちゃんが孫の面倒をみていた。そんなある日、孫が突然、「おばあちゃん、僕、今日は幼稚園に行かない」と言い出した。なんでも、幼稚園に持って行くはずの道具が見つからないからだという。おばあちゃんはなんとか孫を説得して幼稚園に行かせようとするのだが、孫はさも当たり前のことのように「行かない」と繰り返すばかり。困り果てたおばあちゃんは「ねぇ、1000円あげるから幼稚園行って」ともちかける。孫はすぐに答えた。「うん、僕、幼稚園行くよ」。
恐ろしい話である。何が恐ろしいって、この孫というのが30数年前の私のことらしいのだ。同じような事情で我が家に来てくれている自分の母親から聞いたんだから間違いない。そう言えば、我が家には昔の家族の会話を録音したテープというのがあって、その中に「僕、おばあちゃん、好き。おこづかいくれるから」と言っている私の声が入っていたのを覚えている。「おはよう!こどもショーが好き」とか言っていたから、放送時期から考えて最高でも7歳。なんともいやはや。一言でいうと、「下品」だ。
今のところ長男(小1)からは、ここまで下品な発言は聞かれない。良い子に育ってくれていると思う。
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