No.80
連続ドラマに感情移入できない。
というか、連続ドラマを見続けることができない。全13話だとして13時間。しかも13週間もかかるのだ。それだけの時間をかけて、語られるストーリーといえば、男と女が出会って、好き同士になって、ケンカして、またくっつく。という程度のことだろう。そして最終回では、男か女かが必ず走る。走るための状況設定を作るために、誰かが余計な嘘をついたり、妙な勘違いをしたりする。そもそも連続ドラマを見ないので、よく分からないが、最終回で誰も走らない連続ドラマってあるのだろうか。
もし私が連続ドラマの脚本を書くなら、男と女が出会って、好き同士になって、ケンカして、男が出家して中国に渡り、女はアメリカに渡って米国籍を取得し、男は少林寺で武術の腕を磨き、女はアジア系女性として上院議員の座を射止め、男は武者修行のためにロシアに向かい、女も外交団の一員としてロシアに向かう。そんな二人が最終回でモスクワの赤の広場の東の端と西の端でお互いのことに気付かないままピロシキを食べ、男は「お茶漬け食べたい」
女は「あ。洗濯物取り込むの忘れた」とつぶやく。そんなストーリーにしたい。
全く先が読めない全13話。月曜9時のフジテレビで。
2005/10/25
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