No.77
別の店でもカレーでショックを受けたことがある。
職場の近くに、喫茶店風のカレーの美味しい店があるのだが、そこのカレーを久しぶりに食べたら、ご飯が妙に軟らかく炊き上がっていた。ベトベトしているのだ。
「こんなはずじゃなかった」という困惑。「もうあのカレーは食べられないのか」という悲しみ。「ご飯を炊くときの水加減ぐらいしっかりやれよ」という情けなさ。「金返せ」という怒り。胸の奥から次々と湧き上がってくる、何ともいえない感情の数々に、自らのカレーに対する愛情の深さに気づかされたものだ。たかがカレーと言ってはならない。モノの価値というものは、失われた時に初めて気づくものなのだ。
あと、ウエイトレスの女性が代わっていたこともショック。なんというかこう、リアルな感じの、いい感じの可愛さだったのに。
2005/10/20
0 件のコメント:
コメントを投稿