2018年6月25日月曜日

セールス

No.60

服を買いに行ったら、店員のセールス攻勢がすごく激しかった。

店に入ってシャツを眺めているだけで、「それはシルエットがきれい」だとか、「内側にこんなシャツを着るとよく合う」とか、「上から羽織る感じでもいい」とか、なんだかんだと商品解説を始める。適当に話を合わせていると、ベルトも買えとか、バッグも買えとか際限がない。自分の店のセンスを客に押し付けようとするのかと、だんだん腹が立ってくる。

こういうセールスを喜ぶ人もいるのだろう。服装について店員に相談して、言われるがままに品物を買う。全部身につければ、それなりに見栄えは整うのだろう。

ただ、それが似合っているかどうかといえば、それもまた違うのではないか。なんせ店員は売ることが目的で話かけているのだし、その場で、その服装が似合っているかどうかを判断する人もまた、店員なのだ。これはもう洗脳商法ではないか。

こんなことを書いてはいるが、結局、そのシャツを買ってしまっている。鏡の前に立つのが若干怖い。


2005/9/26

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