サンタクロースになれるんじゃないだろうか。
もちろんトナカイとか煙突といった要素は無理かもしれないけれど、クリスマスに子供にプレゼントを配るというだけだったら誰でもできる。12月ぐらいになったらコツコツと手作りのおもちゃを用意して、クリスマスイブの夜に近所の子供の家の郵便受けに投函して回るのだ。対象年齢を3~5歳ぐらいの子供に絞れば、そんなに手の込んでいないおもちゃでも喜んでもらえるはずだ。彼らはどんぐりを集めたって喜ぶのだから。
ただ、これを一人でやっても広がりがないので、インターネットか何かで同士を募って地域で展開する。プロジェクトネームは「サンタ計画」だ。参加資格はクリスマスイブの夜に手作りのおもちゃを近所の子供に配れる人で、絶対に正体を子供たちに知られちゃいけない。サンタたちはクリスマスの朝、近所の子供が郵便受けを開けて喜ぶのを陰から見守ることを至上の喜びとする心優しき人たちなのだ。
近所にサンタが複数住んでいる子供はクリスマスの朝にいくつものプレゼントを見つけることになる。超うれしいに違いない。逆に近くにサンタがいない子供はプレゼントをもらえないことになるけれど、それはそれで「来年はもらえるかな」ってことになるし、ミステリアスな感じが強くなってていいじゃないか。クリスマスイブの夜はサンタ同士が郵便受けの前で鉢合わせするかもしれない。「あぁ、どうも」なんて言って、思わず一緒に飲みに行きたくなるだろうけれど、ここは我慢して子供たちのためにプレゼントを配り続ける。すばらしいことだ。
「誰かは分らないけど、サンタはいるんだよ。マジで」っていう世の中になれば面白いと思う。
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