で、今回の大統領選挙でもしも269対269になったらどうなるのか。
大統領を決める投票を行うのは現在の下院です。議席数は民主党190、共和党240、欠員5と、共和党が圧倒しているわけですが、もしかして「州単位で1票」という下院が大統領を決める際のルールによって、勢力が拮抗したりしているかもしれません。ということで、このページで調べてみた。
すると、州内の下院議員の数で共和党が多数派である州は全部で33州。民主党が多数なのは14州。同数なのは3州です。大統領選が269対269となった場合はロムニーが勝つ可能性が極めて高そうです。
ちなみにBattleground Statesをみてみると、
ペンシルバニア(D7、R12)
ウィスコンシン(D3、R5)
ミシガン(D6、R9)
ネバダ(D1、R2)
オハイオ(D5、R13)
アイオワ(D3、R2)
ニューハンプシャー(D0、R2)
コロラド(D3、R4)
バージニア(D3、R8)
フロリダ(D6、R19)
ノースカロライナ(D7、R6)
という具合です。Dは民主党、Rは共和党。
まぁ、要は共和党は2010年の下院選挙で大勝ちしているので、どこの州では共和党が多いわなというだけの話ですね。2010年の選挙では、選挙前の民主党255、共和党178、欠員2という情勢だったのが、現在の共和党圧倒の情勢にひっくり返ったわけだから。にも関わらず、大統領選で共和党が勝負を有利に進められないのは、やっぱりロムニーが弱い候補だからなんでしょう。
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