アメリカ大統領選まであと1週間を切っています。ということで、RealClearPliticsで現状をチェックしておいた。
今のところ両者が接戦を演じているのは11州。この11州の選挙人146を両者で奪い合っている状況です。逆にこの11州を除いた39州はほぼ票が固まったといわれいて、選挙人の総数はオバマが201、ロムニーが191。つまりロムニーが逆転するには、11州の146票のうち79票を取らねばならない。
そこでこの11州をオバマ支持が強い順番にならべてみると、
ペンシルバニア(20)
ウィスコンシン(10)
ミシガン(16)
ネバダ(6)
オハイオ(18)
アイオワ(6)
ニューハンプシャー(4)
コロラド(9)
バージニア(13)
フロリダ(29)
ノースカロライナ(15)
という具合です。カッコ内は選挙人の数。
現状では下から3つ(バージニア、フロリダ、ノースカロライナ)がロムニー優勢で、選挙人の数は合計57。79までもっていくには、あと22票足りないという計算です。
となると、コロラド、ニューハンプシャー、アイオワの3州をひっくり返しても19票ですから、まだ3票足りない。ということは、オハイオまでひっくり返さないといけないんですね。なるほど、オハイオが重要な州だと言われるわけだ。
また、オハイオさえひっくり返してしまえば、あと6票でオバマを逆転できる。となると、6票をもぎとるのに一番手っ取り早いのは、もっともオバマ支持の割合が少ないコロラドをひっくりかえすこと。アイオワやニューハンプシャーはどうでもいいということになる。
ということでロムニー陣営的には、バージニア、フロリダ、ノースカロライナを守りつつ、オハイオ、コロラドを攻める。逆にオバマ陣営はこのうち一つでも確保すれば勝てるわけで、オハイオ、コロラドの地固めに入るという感じですかね。
コロラドのオバマ支持率はロムニー支持率をわずか0.6ポイント上回っているだけなので、これはどう転ぶか分らない。オハイオはオバマの2.3ポイントリードなので厳しいかも。
ちなみにこの11州の9月の失業率をみてみると、
ペンシルバニア(8.2)
ウィスコンシン(7.3)
ミシガン(9.3)
ネバダ(11.8)
オハイオ(7.0)
アイオワ(5.2)
ニューハンプシャー(5.7)
コロラド(8.0)
バージニア(5.9)
フロリダ(8.7)
ノースカロライナ(9.6)
失業率が高いほどロムニー支持が高かったりするかと思ったのですが、そうでもないです。ただ、ロムニー陣営がミシガンとコロラドをひっくり返して22票超を確保するパターンもあるかもしれません。ミシガンはオバマの3.0ポイントリードですが、失業率が低いオハイオよりも攻めやすいかも。
妄想は止まりませんな。あと、RealClearPoliticsは便利すぎ。
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