1993年07月15日(7日目) 晴れ
朝目覚める。夢を見た。悲しいことだ。バイカル湖に向かうバスの中で窓の外を眺めながら、"Fool On The Planet"を思い出すと、思わず感動する。ホテルに着いてしばらくして昼食にする。その伝票に「15万ルーブル」とあるのか「1万5000ルーブル」とあるのかでモメるが、2万ルーブルを渡すとちゃんとお釣りがきた。半信半疑で店を出たが、晩飯が7000ルーブルぐらいだったので正しかったのだろう。
リストビアンカに向かう前に洗濯物を出すか出さないかで少し腹を立てる。しかし所詮、怒りを持続できる性格でもないのですぐ忘れる。4人でリストビアンカまでてくてく歩いたが、風光明媚であることと、牛がいたこと、小学校2年の女の子が描くゆおな三角屋根に窓とカーテンとお花、さらに煙突まであるような家ばかりであったことが印象に残り、特に街までは行かなかった。
帰り道に見つけたプライベート・ショップという看板にひかれて本道をそれて歩いていると、偶然、有名な教会にたどり着く。思わず写真をとったりする。どーせ暇なので夕陽になるまでバイカルのほとりにいようということで、石を投げたり、名前を彫ったりしながら時を過ごす。のんびりしたもんだ。どーもこの時にペンを落としたらしい。今、Jのシャーペンを借りている。
それからカメラのバッテリーが切れそうだ。おとんもいい加減なもんである。モスクワーのゴーリキー通りとマルクス通りの交差点にあるナショナルホテルの一階にだいたい売っているらしい。もしなければグム百貨店にもあるそーだ。
晩メシ食ってシャワーを浴びて星を見る。まだ少し空が明るいせいか淡路島のときのような満点の星空ではなかったが、まぁよく見えた。砂漠に期待をかけながら、寝たりしよっかな。
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